1: まぜるな!キケン!! 2019/04/15(月) 01:26:47.57 ID:CAP_USER
▲鮮于鉦(ソンウ・ジョン)副局長兼社会部長
(前略:心理学的偽善)
中国の作家・魯迅は小説『阿Q正伝』で、弱者が自己合理化により自らを強者であるかのように考える心理を「精神勝利法」と書いた。強者が自己合理化により自らを弱者であるかのように考える不可思議なケースも「精神勝利法」だと言えるだろうか。
大統領府報道官の不動産投機疑惑は、偽善者グループが過度な力を得た時に生じる利己的逸脱の典型だ。実際の権力の府で証明された事例だという点で、世界の心理学界の注目に値する。大統領府が不動産投機と闘っていた時、大きな不動産投機に手を出した大統領府報道官の、あるいはその妻の選択は「目がくらんだ」という俗な表現でしか言いようがない。 「換腸」(韓国語で「気が変になる」の意)と言ってもいい。
理由を考えてみよう。彼が見た大統領府の人々は、富も名誉も手に入れられる可能性を証明していた。誰も問題視しないだけでなく、一部の人々はアイドル並みの人気を得ていた。器が小さく、内助の功が多いほど、見た通りに行動する。道徳的二重で心の壁が崩れた瞬間、彼、あるいはその妻は「換腸」したのだ。生まれて初めて手にした権力が利己的逸脱をさらに強くした。
大統領府は今回も「精神勝利」を実現させた。検証失敗責任論に対する大統領府首席秘書官の反論は、政権の道徳性が今どの地点にあるかの座標となる。「家3軒が悪いのか」というが、悪いと言われたのは家のためではなく、政権の道徳的二重性のためだ。現政権は一般国民が家を3軒持つことを悪として規制した。その規制を担当する部(省)の長官候補者が家を3軒持っていたら当然、まずい。
「3500万ウォン(約350万円)にしかならないポルシェが問題なのか」ともいうが、3500万ウォンの車ではなく、留学生が車を所有する過程を問題視しているのだ。「自らが所有する住宅の伝貰(チョンセ=月払いではなく、まとまった資金を賃借人から預かって貸す住宅システム)の保証金を引き上げて車を買ってやった」というメディアの報道を刺激的だというが、そう答えた長官候補者の言葉こそ刺激的なのであって、報道は刺激的ではない。
明らかな事実を言葉でひっくり返そうとする大統領府の認識は道徳的二重性に対する普通の人々の怒りを理解できないレベルにまで達している。大統領府の反応に、ある人は「金も実力」「能力がなければ親のせいにしろ」という言葉を思い出したそうだ。「ろうそく」からまた「崔順実(チェ・スンシル)」が出るのだろうか。
「権力による偽善の暴走をどう制御できるか」という実験もある。結論を乱暴にまとめると、弱体化した自らの道徳アイデンティティーを強化するという方法だ。しかし、大統領府は自らの「道徳的二重性」を合理化し、世間の批判を「道徳的二重規範」で突破しようとしている。過去をほじくり返して他人を攻撃することにより間違いを隠そうとしている。人事の失敗に対する質問に「平和の流れを元に戻そうとする試みがある」と的外れな回答をした。「安定破壊勢力」に対する警告なのか。そんなこんなで、かつて貧しかったころの治安機関を使った強権統治までまねしようとしている。
平和への道をめぐる見解の相違があるだけで、平和を紛争の時代に戻そうという人は韓国にいない。過去の政権をほじくり返したからと言って歴史が変わるわけでもない。世間の批判を言葉でかわそうとせず原点に戻り、権力に酔って弱体化した政権の道徳性をまず取り戻してほしい。
ソース:朝鮮日報/朝鮮日報日本語版<【コラム】文在寅政権の精神勝利法>
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/04/12/2019041280161.html
引用元: ・【韓国】 文在寅政権の精神勝利法~たわ言をやめ、忘れてしまった道徳性をまず取り戻せ/鮮于鉦コラム[04/15]
【道徳心なんか元々ないだろ 【韓国】 文在寅政権の精神勝利法~たわ言をやめ、忘れてしまった道徳性をまず取り戻せ/鮮于鉦コラム[04/15] 】の続きを読む