1: LingLing ★@\(^o^)/ 2014/05/27(火) 15:04:41.92 ID:???.net
【特集】安全後進国「走ると崩れそう」、体育の授業ができない学校も
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旅客船「セウォル号」が沈没してから2週間ほどたった29日、ソウル・江北地区にあるA中学校の5階。
2年生の教室に入り、教壇の上から床を見ると一瞬、めまいを感じた。教室の出入口から窓側に向か
って床が高くなっており、傾きが感じられるほどだった。学校関係者は「床を水ぶきするたびに水が
廊下側に流れ、たまってしまう」と話した。一緒に来た施設安全専門家は「工事の最初段階で基礎部分
を水平にしないまま進めたためだろう」と指摘した。

1964年に鉄筋コンクリートで建てられたこの建物。教室と廊下のひび割れや剥がれたペンキの程度は
あらためて言うまでもないほどひどい。教室の床は崩れた歩道のブロックのようにあちこちくぼんでいた。
大人の指が半分ぐらい入る深さなので、ヒールの高い靴を履いている女性はおちおち歩いていられない
だろう。学校側は「生徒たちには教室中では絶対に走らず、いつも気を付けるよう呼び掛けている」と話し
た。この校舎は2008年の安全性評価で補修・補強が至急必要だと判定され「災害危険管理施設」に指定
されたが、いまだに補修・補強工事ができていない。その間にも壁の亀裂はいっそうひどくなり、コンクリ
ート強度も落ちていることが昨年の安全性評価で確認された。この学校より3年以上前に建てられたソウ
ル市麻浦区内の麻浦マンションは既に20年以上前に撤去され、建て直されている。

セウォル号沈没の悲劇が今も続いている中、災害危険施設と判定された全国の学校校舎・施設133棟で
児童・生徒たちは今も授業を受けている。子どもたちはいつ崩れてもおかしくない安全の死角地帯で毎日
を過ごしているのだ。

■災害危険膨らむ学校施設
同じ日に訪れたソウル・江北のB小学校も、建物4棟のうち3棟が安全性評価でD判定を受けた災害危険
施設だ。

1975年に完工したソウル駅の高架道路などD判定を受けた構造物は判定から1年以内に撤去されている
ケースが多い。また、マンションがD判定を受ければ普通、建て直しの手続きに入る。しかし、学校につい
ては「近所に住む児童・生徒を遠くの別の学校に割り当てるのは難しい」という理由などで、D判定を受け
ても放置されるケースが多かった。このため、学校関係者の中には「いっそE判定を受けて使用停止にな
った方が気が楽だ」という人もいる。

2008年D判定を受けたB小学校は先日、教育当局に「状態がさらに悪化しているようだ」と安全性評価を
要求したが「もう少し待て」という回答が返ってくるばかりだ。体育の時間に主に使われていた校舎3階の
講堂は無用の長物になっている。「中で走ったら崩れてしまうのでは」という心配から、雨の日でも体育の
授業をここでは行わない。学校側は2階の図書館に新刊を入れるのも気が気でないという。

学校関係者は「読書教育を強調し、毎年2000万ウォン(約200万円)相当の本を買っていたが、今はこの
建物では本の重さに耐えられそうにない。本を書架に入れるたびに薄氷を踏む思いだ」と話した。

教育部の集計によると、安全性評価でD 判定・E判定を受け、災害危険施設とされた全国の小中高の
建物は昨年の時点で133棟に上るという。最近は使用中止や撤去準備が続いているが、ほとんどの建物
は予算を確保できず使われ続けている。

ソウル科学技術大学安全工学科のキム・チャンオ教授は「最近のように異常気象が顕著になると、自然
災害の可能性も高まる。学校も例外ではない。体育館などの付帯施設が特に危険だ」と指摘した。

ソウル市内にある女子高の体育館も5年以上前に安全性評価でD判定を受けた災害危険施設だが、最近
まで生徒がバスケットボールやバドミントンをしていた。ところが、セウォル号が沈没したのを受けて教育
当局が遅ればせながら「使用禁止」としたため、今では立入禁止となっている。教育界関係者は「あんな
危険な体育館で今まで事故がなかったのが奇跡だ」と話した。

郭守根(クァク・スグン)社会政策部記者

>>2以降につづく

ソース 朝鮮日報
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/05/27/2014052701322.html

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