1: ねこ名無し ★@無断転載は禁止 2016/10/03(月) 17:59:35.24 ID:CAP_USER
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求人広告で希望の仕事を探す人たち。韓国では上位10%への所得の集中度がアジアで首位という=ソウル市内(ロイター)

 韓国の労働市場階層は、「4階級」に固まった垂直構造からカースト制度と似ていると指摘されることが多いという。それはこの国の上位10%への所得の集中度が米国に次ぐ水準であることからもわかり、格差は深刻化している。賃金統計の結果からもうかがえ、一番上の階級の「大企業正社員」を100とすると、最下位層の「中小企業非正社員」は35。アジア通貨危機前の1995年には韓国の上位10%への所得集中度は30%未満だったことから、この間の経済成長の成果のほとんどが一部の“エリート”に集中分配されたことになる。

上位への所得集中は米国に次ぎ世界2位

 聯合ニュース(電子版)によれば、韓国国会立法調査処が世界トップ所得データベース(WTID)と国際通貨基金(IMF)の資料を分析したところ、韓国の上位10%への所得の集中度(2012年基準)は44・9%だったという。日本を含むアジアの主要国で最も高く、世界でも米国(47・8%)に次ぐ高い水準となった。

 所得集中度は所得上位の人たちが所得全体に占める割合を算出し、不平等の水準を判断する指標で、フランスの著名な経済学者、トマ・ピケティ氏らが提唱している。

 主要国の上位10%への所得集中度をみると、米国や韓国のほか、シンガポール(41・9%)、日本(40・5%)が40%を超えた。だが、韓国はアジア通貨危機前の1995年には上位10%への所得集中度は29・2%で、米国(40・5%)や日本(34%)、シンガポール(30・2%)に比べ低かった。

 それが通貨危機後、急速に所得集中度が上昇したのである。95年~2012年の上昇幅は15・7ポイントで、シンガポール(11・7ポイント)、米国(7・3ポイント)、日本(6・5ポイント)などを上回り、所得不平等が最も深刻な国となってしまったわけだ。

映画「雪国列車」さながらの状況

 こうした現状を踏まえ、韓国経済新聞(電子版)は自国の労働市場階層について「4階級」に固まった垂直構造からカースト制度と似ていると指摘する。そして、上の「大企業正社員」から下の「中小企業非正社員」まで、厳格に分離された“雪国列車”のようだと表現した。

 「雪国列車」とは2013年公開の韓国のSF映画である。雪と氷に覆われてしまった世界でわずかに生き残った人類は、動き続ける列車「スノーピアサー」の中で生活。しかし前方車両に住む富裕層がすべてを支配し、最後尾に住む貧困層は奴隷同然の扱いを受けていた。そんな中、貧困階級の主人公が理不尽な支配に立ち向かうべく、仲間と反乱を企てる…。たしかに、韓国の労働市場階層の状況を彷彿させる。

 この国の労働市場階層の厳しさは賃金統計からもうかがえる。全労働者の10%にも満たない一番上の階級「大企業正社員」の賃金を100とした場合、上から二番目の階級「大企業非正社員」は62。三番目の「中小企業正社員」は全労働者の57%を占めるが、賃金は大企業正社員の半分程度の52でしかない。そして、最下位階級である「中小企業非正社員」の賃金は35に落ちる。労働者の30%がここに属する。

OECD平均より43日多く働く韓国人

 それでも、韓国人労働者1人当たりの年間労働時間は、経済協力開発機構(OECD)加盟諸国の中で2番目に長いのだという。一方、平均購買力評価基準賃金は、中下位圏(平均の80%)に止まった。仕事は多いが、収入は割合少ないのだ。韓国紙、東亜日報(電子版)が報じている。

http://www.sankei.com/west/news/161003/wst1610030001-n1.html
http://www.sankei.com/west/news/161003/wst1610030001-n2.html
http://www.sankei.com/west/news/161003/wst1610030001-n3.html
http://www.sankei.com/west/news/161003/wst1610030001-n4.html

>>2以降に続く)

引用元: ・【経済】韓国にも“カースト制度”? 上位10%への所得集中はアジアで首位…ドイツ人より3カ月余分に働いているのに[10/03] [無断転載禁止]©2ch.net

【韓国の賃金カースト制度。労働者の90%が「大企業正社員」の賃金の半分】の続きを読む