1: ねこ名無し ★@\(^o^)/ 2015/12/16(水) 20:02:45.02 ID:CAP_USER.net
仮面姿で反朴政権を訴えるデモ隊。厳しい国内事情もあり、政権への不満は高まっているようだ(AP)
OECD加盟国の自殺率ワースト20 ※「OECD健康統計2015」から抜粋して作成。単位は10万人あたりの自殺者数。数値は各国の13年統計あるいは直近のものによる
急速に進む高齢化社会。どの国も頭を抱える難題だが、朴槿恵(パク・クネ)政権下のお隣、韓国では日本以上に深刻な影を落としている。
高齢者が抱える借金の多さに始まり、人生の晩年になっての離婚・犯罪・自殺率が尋常ではない高さなのだ。自殺率3位の日本にとっても他人事ではない。何がそうさせているのか。現地事情に詳しいノンフィクションライター、高月靖氏がリポートする。
韓国で11月に発表された数字が、また同国の将来への不安を色濃くしている。
60代以上の高齢者の家計負債比率が、161%に達し、全年齢の平均128%を上回ったというのだ(韓国開発研究院・KDI調べ)。
「つまり年寄りになるほど借金が増えるということ。このままでは高齢者の貧困問題が一層深刻化するのは避けられない」(現地日本人メディア関係者)
日本が「超高齢化社会」(高齢化率=65歳以上の人口比率が21%超)を迎えたのは2007年。一方、韓国は2026年と見込まれ、まだ時間的な余裕があるようにみえる。
「だが韓国は、その速度が群を抜いている。日本は、高齢化社会(高齢化率14%)から超高齢化社会への移行に13年かかった。一方、韓国はこれが7年と予想されている」(同)
すでにこの急激な変化は各種の社会問題として表れている。代表的なのは65歳以上の貧困率だ。
今年5月発表のOECD(経済協力開発機構)統計によると、韓国は半数に迫る49・6%。OECD平均は12・6%、高いとされる日本でさえ19・4%にとどまる。
「短期間で高度成長を遂げた歪みで、年金制度の整備が追いついていない。国民年金制度が始まったのは1988年、農漁村地域を経て、都市自営業者にまで行き渡ったのが99年だ」とは韓国政府関係者。
現在でも老齢年金受給者は、60歳以上人口の35・3%(2014年)で、平均額は33万ウォン(3・5万円)。受給者の半数超が月25万ウォン(2・7万円)との報道もある。
韓国は1人あたりの最低生活費が月63万ウォン(6・7万円)とも言われるだけに、年金だけでは生きてはいけない計算になる。
「漢江の奇跡」と呼ばれた1970年代の高度成長。これを支えた世代が、低収入や借金に苦しんでいるわけだ。
高齢者をめぐる経済苦は、熟年離婚、高齢者虐待、高齢者犯罪、自殺-など深刻な問題も招いている。
韓国の自殺率は、OECD加盟国の中で10年以上ワースト1位として知られる。その主因は高齢者で、「高齢者自殺率」に着目すると10万人あたり81・9人(2012年)、全年齢平均の3倍近くに相当する。
「高齢者の犯罪も如実に増えている。警察に摘発された人数は、11年の6万8836人に対して14年は8万7583人。この間の高齢者人口は12%増、摘発者数は27%増となった」(先のメディア関係者)
そのほか高齢者虐待は、38・8%が息子によるもの(13年、保健福祉部=厚生労働省)。近年は高齢化した子供、高齢夫婦間による「老々虐待」の増加も目立つ。
背景にあるのは、扶養する側の負担増で、虐待を受ける親は子供を犯罪者にさせまいと通報を控えるため、これでも氷山の一角と言われる。
「朴政権は年金の減額や支給開始年齢の引き上げに着手する一方、雇用の確保をテーマに掲げる。だが若年層の就職難問題などもあり、決め手には乏しい」(同)との指摘は多い。
政府は2004年から高齢者の雇用事業に取り組んできたが、その85%を占める公共分野の給与水準が、これまた月20万ウォン(2・1万円)と低い。
超高齢化社会が間近に迫るなか、朴政権は効果的な対策が取れるのか。韓国内を貧困という暗い影が覆っている。
■高月靖(たかつき・やすし) ノンフィクションライター。1965年生まれ。兵庫県出身。多摩美術大学グラフィック・デザイン科卒業。韓国のメディア事情などを中心に精力的な取材活動を行っている。
『キム・イル 大木金太郎伝説』『独島中毒』『徹底比較 日本vs.韓国』『韓国の「変」』など著書多数。
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20151216/frn1512161140001-n1.htm
引用元: ・【韓国】「自殺率ランク」最悪実態 朴政策も効果なし 高齢者「経済苦」深刻化[12/16]
【死にたくも成るだろうになあ 【韓国】「自殺率ランク」最悪実態 朴政策も効果なし 高齢者「経済苦」深刻化[12/16]】の続きを読む