1: ねこ名無し ★@無断転載は禁止 ©2ch.net 2016/07/26(火) 16:32:54.86 ID:CAP_USER
中国の4~6月期の国内総生産(GDP)成長率が前年同期比6・7%と横ばいになった。
筆者の著書『中国GDPの大嘘』(講談社)は版を重ねて好評で、韓国語版のオファーも来た。同書では、中国の国家統計局が旧ソ連の統計組織を模して作られたことを指摘している。
ソ連の統計が70年間にもわたりごまかされてきたことは、ソ連崩壊後にやっと明るみに出た。その他の状況証拠から、中国のGDP作成に疑惑があるとの懸念を示した。
中国のGDP統計に関する疑惑は、筆者以外にも多くの人が指摘している。
有名なものでは、現首相の李克強氏がGDP統計を信じず、電力、鉄道貨物、融資の3統計がまともだと考えているという米国務省のメモが告発サイトのウィキリークスに暴露されたことで、この3つの指数から中国経済を推計する手法がある。
GDP成長率を信用しなかった李氏が、図らずも中国のGDPの信頼性の危うさを暴露することになったわけだ。
筆者の見るところ、電力、鉄道貨物、融資の統計も、GDP統計と同じ国家統計局で作成されている。筆者は統計実務を役人時代に経験しているが、同じ部署で作成した統計の間に齟齬(そご)があるとは考えられない。
実際、GDPと電力、鉄道貨物、融資の相関をみても、整合的になっている。ということは、この3指標も使えないと考える。
そこで筆者が使ったのは、輸入統計を活用したGDP推計法だ。世界各国は中国向け輸出の統計を公表しており、これらを合算すると、中国の輸入に合致するはずだ。
このため、さすがの中国も輸入統計をごまかすことは難しく、輸入統計については正しいとみていいだろう。
輸入は消費と同じように所得に比例する関係がある。したがって、GDPの伸び率と輸入の伸び率はかなり強い相関があることになり、輸入の伸び率からGDPの伸び率が推計できる。
中国の輸入は15%程度減少しているので、GDPの伸び率も実際にはマイナスであっても不思議ではない。
四半期GDP成長率が、0・1%刻みで減少したり横ばいとなるなど“安定”して推移している点も注目だ。
世界との輸出入取引が大きい中国経済が、世界経済の変動から無縁であるはずがないというのも、中国のGDPに疑問を抱かせる傍証として、筆者の本でも紹介している。
筆者の本は、中国研究者(多くは情報を入手するために親中国になりがち)からの評判はよくない。なにしろ中国研究者が依存する中国のGDP自体を疑問視しているので、これを認めると研究自体が成り立たなくなるからだろうか。
ただ、4~6月期のGDPも、1~3月期から横ばいだったことで、筆者の予想は的中した。この微動に政治的な意味を持たせることはできるが、統計の誤差の範囲であり、経済的な意味はないと言わざるを得ない。 (元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20160726/dms1607260830005-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20160726/dms1607260830005-n2.htm
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【経済】中国の負債額「GDPの2.5倍」 政府系シンクタンク[7/18] [無断転載禁止]©2ch.net
http://mint.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1468840541/
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ソ連の統計が70年間にもわたりごまかされてきたことは、ソ連崩壊後にやっと明るみに出た。その他の状況証拠から、中国のGDP作成に疑惑があるとの懸念を示した。
中国のGDP統計に関する疑惑は、筆者以外にも多くの人が指摘している。
有名なものでは、現首相の李克強氏がGDP統計を信じず、電力、鉄道貨物、融資の3統計がまともだと考えているという米国務省のメモが告発サイトのウィキリークスに暴露されたことで、この3つの指数から中国経済を推計する手法がある。
GDP成長率を信用しなかった李氏が、図らずも中国のGDPの信頼性の危うさを暴露することになったわけだ。
筆者の見るところ、電力、鉄道貨物、融資の統計も、GDP統計と同じ国家統計局で作成されている。筆者は統計実務を役人時代に経験しているが、同じ部署で作成した統計の間に齟齬(そご)があるとは考えられない。
実際、GDPと電力、鉄道貨物、融資の相関をみても、整合的になっている。ということは、この3指標も使えないと考える。
そこで筆者が使ったのは、輸入統計を活用したGDP推計法だ。世界各国は中国向け輸出の統計を公表しており、これらを合算すると、中国の輸入に合致するはずだ。
このため、さすがの中国も輸入統計をごまかすことは難しく、輸入統計については正しいとみていいだろう。
輸入は消費と同じように所得に比例する関係がある。したがって、GDPの伸び率と輸入の伸び率はかなり強い相関があることになり、輸入の伸び率からGDPの伸び率が推計できる。
中国の輸入は15%程度減少しているので、GDPの伸び率も実際にはマイナスであっても不思議ではない。
四半期GDP成長率が、0・1%刻みで減少したり横ばいとなるなど“安定”して推移している点も注目だ。
世界との輸出入取引が大きい中国経済が、世界経済の変動から無縁であるはずがないというのも、中国のGDPに疑問を抱かせる傍証として、筆者の本でも紹介している。
筆者の本は、中国研究者(多くは情報を入手するために親中国になりがち)からの評判はよくない。なにしろ中国研究者が依存する中国のGDP自体を疑問視しているので、これを認めると研究自体が成り立たなくなるからだろうか。
ただ、4~6月期のGDPも、1~3月期から横ばいだったことで、筆者の予想は的中した。この微動に政治的な意味を持たせることはできるが、統計の誤差の範囲であり、経済的な意味はないと言わざるを得ない。 (元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20160726/dms1607260830005-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20160726/dms1607260830005-n2.htm
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引用元: ・【経済】中国GDP マイナス成長の疑いあり 安定しすぎの統計は不可解だ[7/26]©2ch.net
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