検、海上警察治安監出身海運組合理事緊急逮捕
船舶発注関連金品授受など疑惑…令状請求方針


仁川（インチョン）地検海運不正特別捜査チーム(チーム長ソン・インテク1検事補)が去る18日、海上警察治安監出身の韓国海運組合安全本部長キム某(61)さんを緊急逮捕したことが19日確認された。

キム氏には業務上横領および背任受財、業務妨害などの疑惑が適用されたと伝えられた。

キム氏は西海（ソヘ）地方海洋警察庁長官、東海地方海洋警察庁長官、海上警察装備技術局長などを歴任した後、2012年から海運組合安全本部長を受け持ってきた。

高位警察官出身で民間協会などに布陣したいわゆる『キョンフィア』(警察+マフィア)に分類されることができる人物だ。

キム氏は船舶発注などと関連、船主から金品を受けるかと思えば出張費を虚偽で騙し取った疑惑を受けている。

検察はキム氏を相手に金品授受経緯および対価性の有無などを調査した後、拘束令状請求の有無を決める計画だ。

検察は船舶安全技術公団シン某さんなど検査員3人と監査パク某さんに対しても業務妨害および公文書偽造などの疑惑で去る17日事前拘束令状を請求した。

旅客船や釣り船などのエンジンを検査した後、安全証書を発行するこれら検査員はエンジン検査をしないまま虚偽証書を発行した疑惑を受けている。

検察関係者は「船舶がエンジン故障により漂流するなどの問題がずっと発生してきた」としながら「安全を威嚇する重要な事項だと見て捜査を進行中」と話した。

これらに対する拘束前被疑者尋問(令状実質審査)はこの日午後3時仁川（インチョン）地方裁判所で開く予定だ。

海運不正全般に対して捜査中である検察は海運組合役職員の不正とともに前・現職海上警察幹部の癒着の有無に対して捜査を拡大する方針だ。

検察は海運組合18代理事長を過ごしたイ・インス(60)仁川（インチョン）港湾公社港湾委員長と仁川（インチョン）港船主の集いである『仁船会』から数百万ウォン相当のもてなしを受けた現職東海海上警察署の特攻隊長チャン某(57)警正をそれぞれ拘束したことがある。

韓国日報（韓国語）
http://daily.hankooki.com/lpage/society/201406/dh20140619111335137800.htm