1: ジャン・ポール◆Vkp7zYl5.c 2015/05/23(土)03:50:58 ID:ruk
ソウル市は2010年から12年にかけ、漢江に架かる楊花大橋の一部の橋脚と支え台を撤去し、
漢江の中の橋脚の間隔を42メートルから112メートルに広げる工事を行った。数千トン級のク
ルーズ船が西海(黄海)から京仁アラベッキル(ソウル市から仁川市に至る運河)を経由して
汝矣島、竜山に向かえるようにする事業だった。ソウル市の予算からこの事業に501億ウォン
(約55億4200万円)がつぎ込まれた。
中略;ところが間隔が広げられた箇所に34トンの撤去されたはずの橋脚のコンクリート塊や
鉄くずなどが投棄されていた。予定されていた14~16メートルの水深が場所によっては4
メートルしか無かった。大型クルーズ船の運行は無かったが遊覧船は往来しており、大事故の
危険性があったと思われる。
楊花大橋の橋脚の間隔を広げる工事でこのような不正が発覚したのは、韓国の工事現場でど
んなことが起こっているのかを示す縮図といえる。施工業者の現代産業開発の現場監督は、橋
脚の撤去を無資格の業者に委託し、3億ウォン(約3300万円)を受け取った。この業者はさらに
別の業者に再委託をしていた。廃棄物を川に投棄したのは孫請け業者の仕業だった。監理業者
は、無資格の業者が請け負ったにもかかわらず「契約は適正」とする意見書をソウル市に提出
し、同市の土木課の職員たちはそれを問いただすこともせず、契約を承認した。警察の捜査で
立件された公務員や業者は24人に上っている。
旅客船「セウォル号」沈没事故は、利潤追求ばかりに目がくらんだ悪徳企業や、過積載を確
認せず運航を承認した海運組合、無理な船舶の増築に目をつぶった監督官庁の不正、無責任が
重なって発生した。楊花大橋の橋脚撤去をめぐる不正を見ていると、韓国社会のどこででも、
似たようなことが行われているという絶望感を感じる。本当に不安極まりない事態だ。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/05/22/2015052201454.html
漢江の中の橋脚の間隔を42メートルから112メートルに広げる工事を行った。数千トン級のク
ルーズ船が西海(黄海)から京仁アラベッキル(ソウル市から仁川市に至る運河)を経由して
汝矣島、竜山に向かえるようにする事業だった。ソウル市の予算からこの事業に501億ウォン
(約55億4200万円)がつぎ込まれた。
中略;ところが間隔が広げられた箇所に34トンの撤去されたはずの橋脚のコンクリート塊や
鉄くずなどが投棄されていた。予定されていた14~16メートルの水深が場所によっては4
メートルしか無かった。大型クルーズ船の運行は無かったが遊覧船は往来しており、大事故の
危険性があったと思われる。
楊花大橋の橋脚の間隔を広げる工事でこのような不正が発覚したのは、韓国の工事現場でど
んなことが起こっているのかを示す縮図といえる。施工業者の現代産業開発の現場監督は、橋
脚の撤去を無資格の業者に委託し、3億ウォン(約3300万円)を受け取った。この業者はさらに
別の業者に再委託をしていた。廃棄物を川に投棄したのは孫請け業者の仕業だった。監理業者
は、無資格の業者が請け負ったにもかかわらず「契約は適正」とする意見書をソウル市に提出
し、同市の土木課の職員たちはそれを問いただすこともせず、契約を承認した。警察の捜査で
立件された公務員や業者は24人に上っている。
旅客船「セウォル号」沈没事故は、利潤追求ばかりに目がくらんだ悪徳企業や、過積載を確
認せず運航を承認した海運組合、無理な船舶の増築に目をつぶった監督官庁の不正、無責任が
重なって発生した。楊花大橋の橋脚撤去をめぐる不正を見ていると、韓国社会のどこででも、
似たようなことが行われているという絶望感を感じる。本当に不安極まりない事態だ。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/05/22/2015052201454.html
引用元: ・【朝鮮日報社説】橋脚撤去、廃棄物を漢江に投棄した施工業者[5/22]
【普通の国は不正が発生しないように努力する【朝鮮日報社説】橋脚撤去、廃棄物を漢江に投棄した施工業者[5/22]】の続きを読む