[単独]検察捜査官も数人私債王に金を受け取った
事件清濁代価数千万ウォンずつ…検察一歩遅れて捜査『身内庇護』


検察捜査官が『明洞（ミョンドン）私債王』チェ某(60・拘束起訴)さんから大量に金品を授受した情況が捉えられた。現職判事の金品授受疑惑を内密調査中である警察は検察捜査官と現職警察官を含む10人余りを捜査しようとしたが検察が一歩遅れて捜査に着手するとすぐに暫定保留した。

検察も昨年下半期このような機密情報を入手したが本格捜査や監察を進めなくて『身内庇護』という指摘が出ている。検察が現職判事捜査に消極的だったこともイ判事が検察出身なのに加え捜査官が多数かかわっているためだとの話が出てきている。

13日事情当局によればソウル中央地検強力部(部長カン・ヘウン)は昨年下半期、多数の捜査官がチェ氏から事件請託や縮小、宥和代価でそれぞれ数千万ウォンずつを取り込んだという具体的な機密情報を入手した。

検察が入手した諜報内容によればソウル南部地検に勤めるA捜査官は2008年富川（プチョン）支庁在職時、チェ氏の貸付業法違反事件を捜査して事件縮小請託を受けてチェ氏側から何回も金品を受けた。チェ氏の同郷後輩と知らされたA捜査官は鷺梁津（ノリャンジン）水産市場で夕食をしながらチェ氏側近から1,000万ウォンを受け、チェ氏の知人が検察庁舎A捜査官の事務室机引き出しに1,000万ウォンを置いてくることもした。

議政府（ウィジョンブ）地検で勤めるB捜査官は2009年、ソウル北部地検に勤めた当時、チェ氏が陳情書を提出した事件をよく処理してほしいという請託と共にチェ氏側から金品を受けた。B捜査官は検察庁駐車場で二度500万ウォンずつ1,000万ウォンを受け、自宅付近で三回にかけて500万ウォンずつ1,500万ウォンを受け取った。

チェ氏は2011年、ソウル南部地検で金融事件と関連して自身の実兄と共に召還通知を受けることになるとすぐに担当捜査官と懇意にしているC捜査官を紹介された。チェ氏は捜査情報入手などをお願いしてC捜査官が勤めたソウル中央地検を直接訪ねて行って車両の中で2,000万ウォンを渡した。

検察内外では現在チェ氏の事件を捜査中であるソウル中央地検強力部内にも金品授受捜査官がいる可能性を排除しないでいる。2011年強力部ではチェ氏の情報提供を受けて組織暴力団出身事業家2人を恐喝疑惑などで捜査したが裁判所で全部無罪が宣告された。

当時強力部は不動産投資会社であるトゥサンリッチ前代表チョ某(51)さんも株式代金仮装納入疑惑で起訴したが、1年後大邱（テグ）地検西部支庁ではチェ氏がチョさんから9億3,000万ウォンを奪った疑惑で拘束された。チェ氏が当時自身の犯行を覆おうと検察に請負捜査を依頼した事実があらわれたのだ。この過程で捜査官がチェ氏から金品を取りまとめた可能性が高いとチェ氏知人たちは伝えた。

チェ氏をよく知る知人は「チェ氏がかかわった事件の捜査官の相当数がお金を貰ったと見れば良い。その結果、事件がとんでもない処理された場合が頻繁にあるのだ」と話した。

韓国日報（韓国語）
http://news.hankooki.com/lpage/society/201405/h2014051403331521950.htm