性犯罪者より高い刑宣告された未遂犯…理由は
性暴行の有無関係なく傷害負わせたとすれば加重処罰


(清州（チョンジュ）=聯合ニュース)類似の状況で発生した性犯罪と関連して裁判所が性犯罪者より未遂犯に高い刑量を宣告、その理由に関心が集まっている。

清州（チョンジュ）地方裁判所刑事合意12部(チョン・ドヨン部長判事)は9日、20代女性を性暴行した疑惑(強姦)で起訴されたA(23)さんに対して懲役2年6ヶ月と80時間の性暴行治療プログラム履修を宣告したと明らかにした。

Aさんは昨年7月7日午前3時頃、清州市（チョンジュシ）興徳区（フンドク）のある酒場で友達の紹介で知るようになったB(22・女)氏と酒を飲んでBさんが酔っ払うとすぐに自身の家に連れていって性暴行した疑惑で不拘束起訴された。

この裁判所はこれとは違いまた他の20代女性を性暴行しようとしたが未遂に終わった疑惑(強姦傷害)で起訴されたC(23)さんに対しては懲役3年と80時間の性暴行治療プログラム履修を宣告した。

性犯罪者より未遂犯にさらに重い刑を宣告したのだ。

裁判所はCさんに対して「初犯で犯行が未遂に終わった点を考慮しても性暴行を試みる過程で傷害を加え、被害者が処罰を望むという点を考慮して刑を定めた」と説明した。

Cさんは昨年10月4日明け方、共に酒を飲んだD(20・女)氏が酔っ払うとすぐに自身の家に連れていって性暴行しようとしている間一歩遅れてしっかりしたDさんが逃げて未遂に終わった疑惑で不拘束起訴された。

Cさんは抵抗するDさんを制圧しようとしたが約3週間の傷害を負わせた疑惑も受けている。

二つの判決は性犯罪を犯したのか、未遂に終わったかにより刑量が決まると見る一般人の見解では簡単に理解が出来ない結果だ。

性暴行未遂犯であるCさんの刑量が高い理由は傷害罪が追加されたためだ。

強姦罪は実際に犯行を犯したのか、未遂に終わったのかと関係なく基本刑量は同じだ。

Cさんはここに傷害罪が追加で認められて強姦傷害罪で起訴された。競合犯である。

一般的に一度の犯罪行為で二個以上の法条項を破った競合犯は加重処罰される。

刑法上強姦罪の刑量は『3年以上の有期懲役』である反面強姦傷害罪は『無期または、5年以上の懲役』であるのがまさにこのためである。

ただしAさんは6ヶ月の減刑に終わったがCさんは未遂に終わった点が参酌されてこれより多くの2年を減刑受けた。

清州（チョンジュ）地方裁判所のある関係者は「性犯罪での完・未遂は量刑要素でだけ考慮されるだけで、刑法で強姦傷害罪のような競合犯はその罪をもっと厳密に計算するわけで二つの事件は出発から違っていた」と説明した。

韓国日報（韓国語）
http://daily.hankooki.com/lpage/society/201406/dh20140609103159137800.htm