1: ねこ名無し ★@無断転載は禁止 ©2ch.net 2016/06/24(金) 03:41:19.30 ID:CAP_USER
9日午前11時40分、ソウル市江南区三成洞の奉恩寺。総合展示場「COEX」をはじめ高層ビルが林立する都会のど真ん中にあるこの寺に、きちんとした身なりの会社員たちが男女を問わず次々と入っていった。
彼らが足を止めた場所は、大雄殿の隣にある香積院という建物だった。建物の前には既に20代から60代まで幅広い年齢層の約50人が並んでいた。
彼らの手には1000ウォン(約90円)札が1枚ずつ握られている。奉恩寺の食堂に当たる香積院で昼食を食べようという人々だ。
奉恩寺は平日・週末を問わず、毎日午前11時30分から1時間にわたり香積院で昼食=写真=を提供している。
入口に設置された「お布施箱」に1000ウォン入れれば、誰でも昼食を食べられる。営利目的で運営されているわけではないので、お金を入れなくても食事ができる。
10分ほど並んで入った香積院の中には350の座席がずらりと並んでいた。メニューはシラヤマギクのナムル(和え物)、キムチ、たくわん、そしてキムチ汁だ。精進料理なので肉類はなかった。
配食担当のボランティアが「食事が終わった方は、ここでおもちもどうぞ」と声をかけていた。
近くのIT企業で働くキム・ソンウンさん(42)は「江南ではクッパ1杯でも8000ウォン(約710円)以上するから、毎日の昼食代が負担になる。昼食代を節約するのと同時に、野菜中心のヘルシーなものを食べようと思って、よくここに来る」と言った。
奉恩寺では信者だけを受け入れていた香積院を2006年に一般に開放した。当初は信者たちと近所の住民がよく訪れていたが、徐々にうわさが広がり、近くの会社員たちの間でも有名になった。
宅配便のドライバーやヤクルトさん、清掃員らも奉恩寺で1000ウォン食堂の常連客になった。
同寺の僧侶は「ここに来る会社員の数は昨年までは20-30人だったが、今年は50-70人と2倍以上になった」と話す。不況で会社員の財布が薄くなっていることから生まれた新風景だ。
平日は平均700人、週末は観光客まで含め1500人余りがここで昼食をとる。昼食代1000ウォンから得られる収益金は全額、経済的に恵まれない家庭の子どもたちの奨学金や、独り暮らしのお年寄りの食事支援に使われる。
「都会の喧騒(けんそう)を離れ、昼食後に厳かな空気の漂う中を歩けば「癒し」効果があるのも奉恩寺での昼食の魅力だ」と会社員たちは言う。
会社員のパク・サンヨンさん(59)は「仕事の忙しさをしばし忘れ、ゆっくりとご飯を食べた後、寺の木々の間を歩いているとストレスから解放される」と語った。
イ・ミンソク記者 , チェ・ジュヨン記者
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/06/23/2016062301204.html
引用元: ・【韓国】ソウル都心の寺で「90円ランチの至福」[6/24]©2ch.net
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