▲2013年エア・ジョーダンシリーズ「ガンマ」を発売したときに、ナイキのホームページに掲載された
「the Japanese Rising Sun flag」という説明。

(ソウル=聯合ニュース)ワン・キロァン記者=「ナイキはマイケル・ジョーダン、バスケットシューズシリ
ーズに日本戦犯旗(旭日旗)デザインを使うな。」

韓国広報専門家のソ・ギョンドク誠信（ソンシン）女子大教授がナイキのマーク・パーカー社長とティ
ンカー・ハットフィールド副社長など役員8人、そしてマイケル・ジョーダン側に24日、抗議書簡を
送った。韓国消費者らの反発にもかかわらず、マイケル・ジョーダン、バスケットシューズシリーズに
日本帝国主義の象徴である戦犯旗図案をずっと使っているからだ。

郵便とEメールで送った書簡には戦犯旗がドイツ・ナチのハーケンクロイツ(鉤十字)模様のように戦
争と侵略を象徴するという内容を入れた動画も添付した。

今年2月末。ナイキはマイケル・ジョーダン、バスケットシューズシリーズの『エア・ジョーダン12レト
ロ・ザ・マスター』を発売した。これをめぐり韓国で日本戦犯旗を連想させるという批判が提起される
とすぐにナイキ・コリア側は3月中旬「エア・ジョーダン12」他のバージョンの韓国発売を全て取り消
した。

ソ教授は「韓国発売だけ取り消して解決される問題ではない」として「まだ全世界で販売されている
このバスケットシューズシリーズのデザインが日本戦犯旗ということを知らない消費者が多い」と指
摘した。彼は引き続き「この様な問題を指摘する手紙とともにニューヨーク・タイムズに掲載した日本
戦犯旗広告、英語で製作した関連動画CDなどを一緒に送った」と説明した。

『エア・ジョーダン12』シリーズの中で2009年発売された'ライジング・サン'バージョンは韓国市場で
も問題になった。海外で先に発売されたこの製品の靴底のデザインが日本戦犯旗を連想させると
いう事実が分かって多くの消費者が不買運動を行った。

ソ教授は2013年、エア・ジョーダン'ガンマ'シリーズを発売した時はナイキホームページに'the
Japanese Rising Sun flag(日本の旭日旗)'という説明をつけて論議が盛んに行われたのに、今までこ
れを改善しようとする努力はなかった」と叱責した。彼は「こういう行動を日常的に行うグローバル企
業に対し誹謗するコメントをして興奮だけするのではなく、彼らが何の誤りをしたのか正確に知らせ
る必要があって抗議の郵便物を送った」と明らかにした。

「多国籍世帯企業イケアが2014年、韓国進出を控えて'東海'を'日本海'と表記した世界地図をオ
ンラインで販売して問題になったことがあります。今回のナイキ事態を通じてグローバル企業が各
国の国民感情を基本的に理解できるように消費者自ら歴史認識を育てることも大変重要です。」

ソ教授はニューヨーク・タイムズに広告を掲載したり、日本ワールド・カップ・サッカー代表チームユ
ニフォームの問題点を指摘する抗議書簡をFIFA会長をはじめとする全世界サッカー関係者たち
に送るなど「日本戦犯旗全世界退出キャンペーン」を広げている。

ソース：聯合ニュース(韓国語) "ナイキバスケットシューズに日本戦犯旗デザイン使うな"
http://www.yonhapnews.co.kr/bulletin/2016/03/24/0200000000AKR20160324021700371.HTML

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