「第2ロッテワールド地下水流出で周辺地盤沈下」
パク・チャングン教授「地下6階まで掘削が原因」


国内最高層建物で建てられる第2ロッテワールドで地下水が流出していて、このために近隣地域の地盤が沈み込んでいるという主張が提起された。

パク・チャングン関東（クァンドン）大土木工学と教授は2日『ハン・スジンのSBS展望台』に出演して「第2ロッテワールド地階で地下水が流出していて、それを上流で放流しているのを確認した」と明らかにした。

パク教授は「第2ロッテワールドを作って駐車場用に地下6階まで掘削した」として急いで工事をする過程で地下水が流出したと見ていると話した。

パク教授はロッテ物産が提出した第2ロッテワールド低層部臨時使用承認申込書通過の有無を検討するためにソウル市が運営する市民諮問団所属で、前日諮問団が第2ロッテワールドに対して非公開現場点検を行う当時参加した。

彼は「工学的に果たして安全なのかどうかは別に確かめてみるべきだが(地下水流出)現象で近隣地域で地盤が弱まる現象が発生したと見る」として「石村湖の東湖の場合、道路100m区間で道路が1～3cm座り込んでいる」と主張した。

彼は「イチョウを街路樹に使えば歩道ブロックが上昇する現象が発生するが、現場では5㎝程度沈み込んだ歩道を確認することができた」として「ロッテワールドを作る過程で地下水が流出して石村（ソクチョン）湖水の水が落ちるのにともなう影響」と説明した。

パク教授は「湖の水位が低くなれば周辺地下水の流れがはやくなる」として「これに伴い、土砂流出、パイピング(パイプ形の水路ができて土粒子が抜け出る現象)等が発生する可能性は充分ある」と話した。

彼は「ロッテが地下建物から流出する地下水を再び石村（ソクチョン）湖水に放流していて、それも不足して漢江（ハンガン）から一日450tを引いてきて石村（ソクチョン）湖水に満たしている」として「河川で水を供給しなければ最悪には湖が乾いてしまうことも起こる」と付け加えた。

これに対してロッテグループ関係者は「石村（ソクチョン）湖水は本来人工湖でかなり以前から松坡区（ソンパグ）とロッテが水を漢江（ハンガン）から引いてきて湖を満たした」として「第2ロッテワールド工事のためにおきたことでない」と説明した。

この関係者はまた「地下水流出と地盤沈下問題はロッテと松坡区（ソンパグ）、ソウル市全てが原因を分析中だ。正確な原因が出てきてこそ責任の所在を明らかにして対策を用意できる問題」と明らかにした。

デイリー韓国（韓国語）
http://daily.hankooki.com/lpage/society/201407/dh20140702152311137780.htm