1: ねこ名無し ★@無断転載は禁止 2016/10/16(日) 06:30:59.57 ID:CAP_USER
 2003年、ある教育学者が米国の小学校を訪れた。事前に訪問の予約を取り付け、学校の入り口のブザーを鳴らすと校長が自ら入り口の扉を開けて出てきた。手には大きな鍵束を握っていた。体育館、科学室のドアを自ら開閉し、校内を案内してくれた。外部の人間が見当たらないので尋ねてみると、登下校以外の時間には一般人は学校に入れないと説明したという。「児童の安全を守るのがわれわれの責任ですから」

 1999年4月、米国コロラド州のコロンバイン高校で銃乱射事件が発生した。生徒2人が自分をいじめていた生徒らに向かって銃を乱射し、13人が死亡した。事件後、米国の学校は入り口の門を施錠するようになった。授業中だけでなく、放課後も学校のセキュリティーが強化された。一方でほぼ同じ時期に韓国は学校を開放し始めた。2001年「学校公園化事業」が始まった。公園と緑地が少ない韓国ではやむを得ない面もある。ソウルだけで769校が次々に塀を取り壊して花壇を造成した。学校が住民の憩いの場、運動スペースになった。最近では休日や旧盆・旧正月に校庭が住民の駐車スペースとして使われるようにもなっている。

 しかしどんなことでも、度が過ぎるのは問題だ。先日会ったソウル市内の小学校の校長は、怒りを抑えることができなかった。「夕べはどこかの同好会が夜遅くまでスポーツをした後校庭で飲み食いしたようで、食べ残しのごみやたばこの吸い殻が校庭いっぱいに散らかっていた。朝登校した児童たちがそのごみを拾う様子を見ていると…」と怒りをぶちまけた。実際に一部の学校では毎週月曜になると校庭のごみとの戦いが始まるという。さらに、外部の人間による学校内での犯罪が忘れたころに発生し、保護者をぞっとさせる。

 今月初め、ソウル市議会で学校施設の市民への開放を学校長の責務と規定する条例が可決された。すると現場の学校長たちは「学校に一度来て様子を見てほしい。条例に従うことはできない」と反発した。韓国教員団体総連合会(教総)に報告された学校開放による被害事例は、2年間で118件に上る。校庭で野外料理を楽しむために学校の倉庫にガスボンベを隠したり、少年体育大会の準備をしている小学生を校庭から追い出したりする大人までいるという。

 韓国の現在の事情を考えると校庭開放を今すぐやめるわけにはいかないだろう。夕暮れどきに校庭のトラックでウォーキングをする老夫婦のささやかな日常も守られなければならない。日本やカナダなど先進国でも学校の体育館や校庭を地域住民と共に使用しているケースがある。この場合、児童・生徒の安全を考え、外部の人間の出入り口と立ち入れる場所を徹底的に制限している。住民のことを考えるにせよ、学校で酒を飲んでごみを散らかす利用者がいれば摘発して厳しく処罰する制裁案を併せて整備すべきだろう。

アン・ソクペ論説委員

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/10/14/2016101401694.html

引用元: ・【萬物相】ごみだらけになる韓国の校庭開放[10/16] [無断転載禁止]©2ch.net

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