1: まぜるな!キケン!! 2023/05/05(金) 13:12:06.78 ID:1TQjze9G
[北京 27日 ロイター] - 中国各地の寺には週末になると長蛇の列ができる。しょんぼりした姿の多くの若者が「何とか就職できますように」と祈願に訪れるからだ。
中国各地の寺には週末になると長蛇の列ができる。写真は4月22日、北京のラマ寺院で行列する人々(2023年 ロイター/Tingshu Wang)
22歳のワン・ジャオニンさんは「仕事探しの重圧」や家賃が手の届かない水準まで高騰している現実に言及した上で「お寺に安らぎの場を見つけたい」と話した。
このワンさんをはじめ中国では今、過去最高の1158万人もの大卒者が厳しい労働市場に向き合わざるを得なくなっている。
労働市場は、徹底的に新型コロナウイルス感染を封じ込める「ゼロコロナ」政策や、
伝統的な大口雇用主だったハイテクと教育部門に対する当局の締め付けによる痛手からなかなか回復できていない。
オンライン旅行代理店トリップ・ドット・コムによると、中国における年初来の寺院参拝者は昨年比で310%も増加。
総人数やパンデミック前との比較は明らかにしていないが、参拝者のほぼ半数は1990年以降に生まれた若者だという。
首都北京のラマ教寺院で明るい仕事人生になるよう祈っていたチェンさんは大学卒業までまだまだ時間がある19歳。
「採用のハードルは上がり続けている。プレッシャーは半端ないほどだ」という。
中国で高等教育を受けた若者の失業率は20%と過去最悪に達しており、
今年の新規雇用数を昨年の1100万人から1200万人に拡大させようとしている当局にとって頭の痛い問題になっている。
国際金融研究センターのジャン・チディ研究員は「(労働市場で)大卒者は深刻な供給過剰状態にあり、
彼らが優先するのはまず生き残ることだ」と述べ、多くが配車サービスや宅配などの仕事に就いていると付け加えた。
昨年12月にゼロコロナ政策が解除された後、経済は回復しつつある。
しかし雇用の伸びを主導しているのはパンデミックで落ち込んだケータリングや旅行関連で、これらはスキルが低い仕事を安い賃金で募集している。
<孔乙己>
多くの若者は自らの境遇を、1919年に出版された魯迅の短編小説の主人公「孔乙己」に重ねる書き込みをソーシャルメディアに投稿している。
孔乙己は、つまらない仕事に就くにはふさわしくない高い教養があるという強い自負を持つアルコール中毒の文人だ。
大学教育を受けた者が就きたい職業に就ける保証もない以上、この社会は教育を軽視しているのではないか、と問いかけるこうした投稿はあっという間に拡散していった。
浙江省では2月以降に1日平均10件の求人に応募し続けているという修士号を持つ25歳の女性が、まさに孔乙己のように教育によって「縛られている」と感じると話した。
都市計画を専攻したこの女性は「この先いつか理想の仕事に出会えるとは思わない。とても不安で落ち込んだので、何度か心理学者とも面会している」と語り、
オファーされたのは月給が2000―3000元(約3万8000─5万8000円)の仕事か、「不当なほどの」残業を求められる仕事で、いずれも断ったと明かした。
「自分に今ほどの学歴がなかったなら、ショッピングモールでセールスアシスタントになることができたし、その方がずっと幸せだっただろう」という。
経済学を専攻する北京の大学院生ヤン・シャオシャンさん(24)は、30回の面接を受けた後でようやく銀行の窓口担当の仕事が決まった。
孔乙己のような永遠の失業状態にならなかったことには安心したものの、不満は残ったままだ。
ヤンさんは「顧客サービスを軽蔑するわけではないが、私の知識が無駄になっているとは思う」とやるせない様子を見せた。
2023年5月5日7:45 午前
https://jp.reuters.com/article/china-society-youth-unemployment-idJPKBN2WP06P
中国各地の寺には週末になると長蛇の列ができる。写真は4月22日、北京のラマ寺院で行列する人々(2023年 ロイター/Tingshu Wang)
22歳のワン・ジャオニンさんは「仕事探しの重圧」や家賃が手の届かない水準まで高騰している現実に言及した上で「お寺に安らぎの場を見つけたい」と話した。
このワンさんをはじめ中国では今、過去最高の1158万人もの大卒者が厳しい労働市場に向き合わざるを得なくなっている。
労働市場は、徹底的に新型コロナウイルス感染を封じ込める「ゼロコロナ」政策や、
伝統的な大口雇用主だったハイテクと教育部門に対する当局の締め付けによる痛手からなかなか回復できていない。
オンライン旅行代理店トリップ・ドット・コムによると、中国における年初来の寺院参拝者は昨年比で310%も増加。
総人数やパンデミック前との比較は明らかにしていないが、参拝者のほぼ半数は1990年以降に生まれた若者だという。
首都北京のラマ教寺院で明るい仕事人生になるよう祈っていたチェンさんは大学卒業までまだまだ時間がある19歳。
「採用のハードルは上がり続けている。プレッシャーは半端ないほどだ」という。
中国で高等教育を受けた若者の失業率は20%と過去最悪に達しており、
今年の新規雇用数を昨年の1100万人から1200万人に拡大させようとしている当局にとって頭の痛い問題になっている。
国際金融研究センターのジャン・チディ研究員は「(労働市場で)大卒者は深刻な供給過剰状態にあり、
彼らが優先するのはまず生き残ることだ」と述べ、多くが配車サービスや宅配などの仕事に就いていると付け加えた。
昨年12月にゼロコロナ政策が解除された後、経済は回復しつつある。
しかし雇用の伸びを主導しているのはパンデミックで落ち込んだケータリングや旅行関連で、これらはスキルが低い仕事を安い賃金で募集している。
<孔乙己>
多くの若者は自らの境遇を、1919年に出版された魯迅の短編小説の主人公「孔乙己」に重ねる書き込みをソーシャルメディアに投稿している。
孔乙己は、つまらない仕事に就くにはふさわしくない高い教養があるという強い自負を持つアルコール中毒の文人だ。
大学教育を受けた者が就きたい職業に就ける保証もない以上、この社会は教育を軽視しているのではないか、と問いかけるこうした投稿はあっという間に拡散していった。
浙江省では2月以降に1日平均10件の求人に応募し続けているという修士号を持つ25歳の女性が、まさに孔乙己のように教育によって「縛られている」と感じると話した。
都市計画を専攻したこの女性は「この先いつか理想の仕事に出会えるとは思わない。とても不安で落ち込んだので、何度か心理学者とも面会している」と語り、
オファーされたのは月給が2000―3000元(約3万8000─5万8000円)の仕事か、「不当なほどの」残業を求められる仕事で、いずれも断ったと明かした。
「自分に今ほどの学歴がなかったなら、ショッピングモールでセールスアシスタントになることができたし、その方がずっと幸せだっただろう」という。
経済学を専攻する北京の大学院生ヤン・シャオシャンさん(24)は、30回の面接を受けた後でようやく銀行の窓口担当の仕事が決まった。
孔乙己のような永遠の失業状態にならなかったことには安心したものの、不満は残ったままだ。
ヤンさんは「顧客サービスを軽蔑するわけではないが、私の知識が無駄になっているとは思う」とやるせない様子を見せた。
2023年5月5日7:45 午前
https://jp.reuters.com/article/china-society-youth-unemployment-idJPKBN2WP06P
引用元: ・【ロイター】 中国大卒者が厳しい就職難、神頼みや低賃金受け入れも [5/5] [仮面ウニダー★]
【ナイスジョークwww 【ロイター】 中国大卒者が厳しい就職難、神頼みや低賃金受け入れも [5/5] [仮面ウニダー★]】の続きを読む