国際機構入居『松島（ソンド）Gタワー』火災脆弱…不良施工論議
消防点検で98件摘発…火災感知器・防火シャッター作動不良など


国連など国際機構と国際図書館などが入っている仁川（インチョン）松島（ソンド）国際都市内の33階建ての最先端建物であるGタワーが火災に脆弱だと明らかになった。

大事故憂慮と不良施工論議がおきている。

24日、仁川（インチョン）経済自由区域庁によれば竣工して1年になったGタワーに対して最近、消防安全施設精密点検を行った結果、本館棟・文化棟・嘆願棟・駐車場など4ヶ所で合計98件の違反事項を摘発した。

違反内容の相当部分が火災発生時に自動作動するスプリンクラーの漏水現象はもちろん、火災感知器と防火シャッターの動作不良などが明らかになり、火災時に人命事故につながる危険性が高いと分析された。

国際機構であるグローバル緑色成長期区(GGGI)とグリーン気候基金(GCF)、国連アジア太平洋経済社会理事会(ESCAP)が入居した本館建物は全体違反内容の46%に達する45件も摘発された。

国連自然災害軽減のための国際的戦略機構(ISDR)とGCF事務局が入居した4階と11階は自動火災探知発信機の不良と防火シャッターの稼動が正しくなされないと指摘された。

ESCAP会議室には避難区が設置されておらず、22階と27階は避難区誘導灯の点灯状態が悪いことが分かった。

国連アジア・太平洋情報通信教育院(APCICT)と東アジア－オセアニア渡り鳥移動パートナーシップ(EAAFP)等国際機構が入った2～5階の特別避難階段出入口は完全閉鎖されていて火災発生時に階段を通した避難が不可能だ。

仁川（インチョン）経済庁が位置した28階のスプリンクラーは漏水現象が現れ、27階は火災感知器さえ設置されていなかった。文化棟1階の防災室には火災発生状況を消防署に自動伝達する自動火災速報設備もない。

嘆願棟1階金融機関現金支給機室にはスプリンクラーヘッドが設置されておらず、2階の防火シャッターの作動も正しくされなくなっている。

地下1階駐車場もやはり非常階段出入り口は熱感知機動作時、自動防火シャッターの作動不良で完全閉鎖されなくて火の勢いの広がりを防ぐことができないことが明らかになった。

仁川（インチョン）経済庁のある関係者は「完工1年にしかならない仁川（インチョン）のランドマークである建物が竣工1年後に初めて実施した消防安全点検で各種問題があらわれた」として「施工者に早い時期内に問題を補完するようにした」と話した。

これに対して施工者である大宇建設のある関係者は「設計・施工上問題でない一般的な欠点で安全上問題があれば大変なことになったこと」としながら「スプリンクラーなど欠点問題を措置している」と明らかにした。

仁川（インチョン）経済庁が去る2010年7月、大宇建設を施工者に選定して松島（ソンド）国際都市内敷地2万4千42.5㎡に総事業費1千854億ウォンをかけて地下2階、地上33階規模で着工したGタワーは昨年5月竣工して現在26個の機関が入居している。

デイリー韓国（韓国語）
http://daily.hankooki.com/lpage/society/201406/dh20140624164955137780.htm