1: まぜるな!キケン!! 2022/08/24(水) 21:19:42.42 ID:CAP_USER
[寄稿] 繰り返される韓国の政治危機、代案はないのか
シン・ジヌク|中央大学社会学科教授
尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権が任期序盤で直面した様々な政治的危機と国政混乱に関して、最近さまざまな診断と改善案が示されている。新政権がそのような意見に耳を傾け、過去の政権の成果を継承するとともに、限界を克服する道を模索することを切に願う。そうして現政権が成功してこそ、競い合う政党の水準も上がるだろう。
そのような短期的課題と共に考えてほしいのは、2000年代以後、韓国で政権が変わる度に政治的不安定と激動が長期間持続する問題だ。革新と保守、民主党と保守政党のどちら側に立っても、それぞれの位置から見て歓喜と希望の時間、絶望と怒りの瞬間が数年ごとに劇的に変わる政治的な集団躁うつ症状を経験している。
2002年、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領選候補はW杯「レッドデビルズ」とノサモ(盧武鉉鉉を愛する会)の集合的な熱狂の中で大統領に当選したが、政界内の立場はもちろん世論の支持も常に不安定で、任期後半には最悪に突き進んだ。そのような状況で、保守は中央と地方の行政府と立法府をともに掌握したが、李明博(イ・ミョンバク)大統領は任期が始まるやいなや市民の大きな抵抗を招き、支持率10%台という重大な政治危機を迎えた。
朴槿恵(パク・クネ)大統領は民主化後の最高得票率で当選し、「経済民主化と福祉」という包容的ビジョンを掲げたが、任期中に国情院、軍、警察の政治道具化と「陰の実力者」疑惑が持ち上がり、結局弾劾された。自ら「ろうそく政権」を掲げた文在寅(ムン・ジェイン)政権が高い支持率を享受し、多くの期待が寄せられたが、任期末に支持を失い、5年で政権を明け渡した。 そして今、新政権は任期が始まるやいなや苦境に立たされている。
民主制社会で政権交代は自然なことだが、韓国で過去20年間繰り返されてきた、めまいを呼ぶジェットコースターのような政治は明らかに異常だ。したがって、今重要なのは尹錫悦政権が危機克服のために何をしなければならないのかだけではない。誰が大統領になり、どの党が政権を握っても「統治不可能」の状況に直面する問題を解決することが本質的課題だ。これと関連していくつか考えてみるべき反応がある。
第一は世代交代論だ。既成政界の中で政権を変えることが正解ではないという認識の下、未知の存在に期待をかける政治的ロマン主義だ。政治現実に対する不満と他の政治への欲望が世代交代という形で観念化されたことは理解できる。しかし、大衆が旧世代の権力を代替すると期待できる次世代集団とリーダーが存在してからこそ、世代交代論は初めて実体を持つことができるだろう。
第二に、多党体制論だ。むろん、韓国政治体制はすでに多党制だが、2大政党の支配が強いため、多党の競争を促進する制度に改革しようという話だ。2大政党が政権をやり取りする「反復記号の政治」には問題が多く、建設的競争が必要だという主張は納得できる。だが、今の群小政党の劣勢が制度のせいなのかは不明であり、2大政党より良い第3党が育つための条件が何なのかについては、すぐに答えが出てこない。
第三に、議院内閣制改憲論だ。大統領一人に政治が左右されるなど、大統領制の弊害が激しいのは明らかだ。しかし、政治エリートと政治文化の基本ができていなければ、大統領制で大統領制のデメリットが発現したように、議員内閣制を導入すれば内閣制のデメリットが発現する可能性がある。政治先進国の多くは議院内閣制を採用しているが、議院内閣制が政治先進国を作るわけではない。東欧がその例だ。
ハンギョレ新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/e9641470f66b38fd5959ec79e9a41f42fcb3feb0
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シン・ジヌク|中央大学社会学科教授
尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権が任期序盤で直面した様々な政治的危機と国政混乱に関して、最近さまざまな診断と改善案が示されている。新政権がそのような意見に耳を傾け、過去の政権の成果を継承するとともに、限界を克服する道を模索することを切に願う。そうして現政権が成功してこそ、競い合う政党の水準も上がるだろう。
そのような短期的課題と共に考えてほしいのは、2000年代以後、韓国で政権が変わる度に政治的不安定と激動が長期間持続する問題だ。革新と保守、民主党と保守政党のどちら側に立っても、それぞれの位置から見て歓喜と希望の時間、絶望と怒りの瞬間が数年ごとに劇的に変わる政治的な集団躁うつ症状を経験している。
2002年、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領選候補はW杯「レッドデビルズ」とノサモ(盧武鉉鉉を愛する会)の集合的な熱狂の中で大統領に当選したが、政界内の立場はもちろん世論の支持も常に不安定で、任期後半には最悪に突き進んだ。そのような状況で、保守は中央と地方の行政府と立法府をともに掌握したが、李明博(イ・ミョンバク)大統領は任期が始まるやいなや市民の大きな抵抗を招き、支持率10%台という重大な政治危機を迎えた。
朴槿恵(パク・クネ)大統領は民主化後の最高得票率で当選し、「経済民主化と福祉」という包容的ビジョンを掲げたが、任期中に国情院、軍、警察の政治道具化と「陰の実力者」疑惑が持ち上がり、結局弾劾された。自ら「ろうそく政権」を掲げた文在寅(ムン・ジェイン)政権が高い支持率を享受し、多くの期待が寄せられたが、任期末に支持を失い、5年で政権を明け渡した。 そして今、新政権は任期が始まるやいなや苦境に立たされている。
民主制社会で政権交代は自然なことだが、韓国で過去20年間繰り返されてきた、めまいを呼ぶジェットコースターのような政治は明らかに異常だ。したがって、今重要なのは尹錫悦政権が危機克服のために何をしなければならないのかだけではない。誰が大統領になり、どの党が政権を握っても「統治不可能」の状況に直面する問題を解決することが本質的課題だ。これと関連していくつか考えてみるべき反応がある。
第一は世代交代論だ。既成政界の中で政権を変えることが正解ではないという認識の下、未知の存在に期待をかける政治的ロマン主義だ。政治現実に対する不満と他の政治への欲望が世代交代という形で観念化されたことは理解できる。しかし、大衆が旧世代の権力を代替すると期待できる次世代集団とリーダーが存在してからこそ、世代交代論は初めて実体を持つことができるだろう。
第二に、多党体制論だ。むろん、韓国政治体制はすでに多党制だが、2大政党の支配が強いため、多党の競争を促進する制度に改革しようという話だ。2大政党が政権をやり取りする「反復記号の政治」には問題が多く、建設的競争が必要だという主張は納得できる。だが、今の群小政党の劣勢が制度のせいなのかは不明であり、2大政党より良い第3党が育つための条件が何なのかについては、すぐに答えが出てこない。
第三に、議院内閣制改憲論だ。大統領一人に政治が左右されるなど、大統領制の弊害が激しいのは明らかだ。しかし、政治エリートと政治文化の基本ができていなければ、大統領制で大統領制のデメリットが発現したように、議員内閣制を導入すれば内閣制のデメリットが発現する可能性がある。政治先進国の多くは議院内閣制を採用しているが、議院内閣制が政治先進国を作るわけではない。東欧がその例だ。
ハンギョレ新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/e9641470f66b38fd5959ec79e9a41f42fcb3feb0
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引用元: ・【韓国】 「繰り返される政治危機、代案はないのか」 シン・ジヌク中央大学社会学科教授[08/24] [LingLing★]
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