写真だけ送れば通関印鑑『ポン』…不良おもちゃ大量流通


粗末な通関手順を悪用して安全性が検証されないおもちゃを大量に輸入して国内に流通した一党が警察に検挙された。

ソウル水西（スソ）警察署は玩具輸入業者キム某(42・女)氏と販売業者ク某(47・女）氏など4人を品質経営および工業製品安全管理法違反疑惑で不拘束立件したと15日明らかにした。

警察によればこれらは2010年1月から先月まで安全性検査を受けなかったおもちゃ1千865個の品目、1万2千683点を輸入した。

不正輸入されたおもちゃは虚偽の自律安全確認表示(KC)がついたまま国内最大玩具売り場であるA業者等を通して全国に流通し、これらはこの過程で2億3千万ウォン相当の不当利得を取りまとめたと調査された。

流通したおもちゃの相当数は安全上問題が深刻だと指摘された。

警察関係者は「捜査に着手する前、製品5個を購入して直接安全性検査を依頼した結果、5個のうち3個が鋭かったり人体に有害な物質が検出されて不合格判定を受けた」と明らかにした。

4年余りの間もこのような行為が維持されることができたのは現行通関手順の弱点のためだ。

現在14才未満の子供用おもちゃを輸入するには韓国建設生活環境試験研究院などの安全性検査、産業通商資源部への申告、関税庁通関システム(ユニペス・UNI-PASS)等を経なければならない。

問題は一度安全性検査を通過した製品を追加で輸入する場合には研究院を経る必要がなく、ユニペスに『工業製品同一モデル確認申請』と共に製品のサンプル写真だけ提出すれば良いということだ。

キム氏などは15%程度が不合格判定を受ける安全性検査を避けるために国内に流通したことがない新しいオモチャを持ってきながらもすでに合格判定された他の製品写真をユニペスに上げ、関税庁は通関過程でこれをつかみ出すことができなかった。

警察関係者は「安全性検査関連研究院を管理・監督する技術標準院に既存製品の追加輸入申請に対しても実物確認後に認証をするように提案した」としながら「おもちゃを買う時は国家技術標準院製品安全ポータルで関連情報を確認する必要がある」と助言した。

警察はこれと類似の事例がもっとあると見て、主な玩具輸入業者を対象に捜査を拡大する方針だ。

韓国日報（韓国語）
http://news.hankooki.com/lpage/society/201405/h2014051512032322000.htm

▽関連記事
【韓国】粗末な旅客船乗船確認…密入国にも悪用される[05/14]
http://awabi.open2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1400068085/
【韓国】中南米産ヒロポン15㎏を航空特送貨物で密輸した組織を摘発（全州）[05/12]
http://awabi.open2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1399952633/