前略：客の飲み残しウイスキーを混ぜあわせて風俗店などに売ったL容疑者（29）と、ウイスキー
を混ぜ合わせたK容疑者（31）が逮捕された。5400本のウイスキーを、未開封のウイスキーと交換
し、未開封のウイスキーは通常価格よりも安値で売って、差額の1億8000万ウォン（約1900万円）
を詐取した。

　容疑者らはソウル市江南地区一帯の風俗店を回り、客が飲み残したウイスキーを500ミリリット
ルずつペットボトルにため、1本当たり1万ウォン（約1060円）で買い取った後、5000ウォン（約
530円）の安いウイスキーと1対3の比率で混ぜ合わせていたという。容疑者らは中国国籍の朝鮮族
で、4年前に江南地区の風俗店で一緒に働き、飲み残しのウイスキーを混ぜ合わせる手口を習得し
ていた。容疑者らは風俗店を回って、従業員に2万－5万ウォン（約2100－5300円を渡し、飲み残
しのものを混ぜ合わせて作ったウイスキーと未開封のウイスキーを箱ごと交換していた、と警察
は説明した。

　警察は、容疑者らが未開封のウイスキーを通常価格の70%程度で販売業者に転売していたとみ
ている。警察の関係者は「容疑者らは飲み残しのものを混ぜて作ったウイスキーを、味見した
り、においをかいだりし、未開封のものと比較した上、密封して未開封のものであるように見
せかけ販売していた」と話した。

ヤン・ジホ記者

朝鮮日報／朝鮮日報日本語版
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