今月13日に京畿道安山市で起こった人質殺人事件の犯人のキム・サンフン容疑者（46）が、妻の前夫とその次女を殺害する前、
次女に対し性的暴行を加えていたことが判明した。キム容疑者が犯行に用いた刃物も、妻の前夫の家にあったものではなく、
キム容疑者が用意してきたものだったことが分かった。

安山常緑警察署は21日「キム容疑者は、人質を取って立てこもったことや、人質の殺害が偶発的だったと供述しているが、
実際には最初から被害者を殺害する目的で刃物や手袋を用意し、被害者宅に侵入していたことを確認した」と発表した。

警察は「キム容疑者の全ての犯行は計画的だった」との結論を下した。また警察は、国立科学捜査研究院の鑑定の結果、
妻の前夫の次女の体内から、キム容疑者の体液が検出されたと発表した。だがキム容疑者は、わいせつな行為については
認めているものの、性的暴行は否認しているという。

警察の関係者は「犯罪心理分析官との面談を行った結果、キム容疑者にはサイコパス（精神病質者）の傾向があると推定されて
いる」と語った。また警察は、キム容疑者が妻（44）と同居していた2007年から昨年8月までの7年間、少なくとも5回以上にわたって
妻に暴力を振るい、自宅に刃渡り76センチの日本刀を無許可で保管していたことも判明した。

イ・ギムン記者

ソース：朝鮮日報　2015/01/22 10:47
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/01/22/2015012201369.html