デートしてケガしては労災申請…不正需給6人摘発
勤労福祉公団、不正需給額2倍で還収・捜査依頼予定


内縁の女と共謀して架空の災害を作って労災保険給付をもぎとることに決心したA(44)さん。彼は虚偽工事契約書を作って知人に労災保険に加入するようにした後、工事現場で作業中ケガしたように騙して労災療養を申し込むなど似た手法で4件にかけて5千657万ウォンの労災保険給付を騙し取った。

Aさんの不正需給行為は静かに埋められて完全犯罪に終わるところだった。しかし今年3月、Aさんが災害者や目撃者などに役割を交替して災害経緯を操作した情況を労働福祉公団が捕らえて状況は変わった。公団が不正需給防止システム(FDS)を活用して分析した結果、共謀した周辺人物が確認されてついに首筋をつかまれた。

B(32)さんは勤務時間のうちこっそりと恋人とデートをしてケガしたのに出張業務中に事故に遭ったように会社に虚偽報告と労災処理をした。彼は毎月70万ウォンの障害年金まで受けるずうずうしさまで見せた。

公団は企画調査を通じてこのように労災保険給付を詐取した不正受給者6人(7件)を摘発したと11日明らかにした。

公団はこれらが得た2億7千700万ウォンの2倍に該当する金額を不当利得として還収する予定だ。

捜査機関には労災保険補償保険法違反および詐欺疑惑で捜査依頼することにした。

イ・ジェガプ理事長は「正当な努力よりは保険犯罪を通じて経済的利益を得ることができるという考えを払拭させられるように労災保険不正需給予防と根絶活動を持続的に広げる」と強調した。

公団は労災保険不正需給防止のために申告センターを運営している。不正需給情報提供者には最高3千万ウォンの報奨金が支給される。不正需給事例を知っているならば公団労災不正需給申告センターやヌリ家に申告すれば良い。

デイリー韓国（韓国語）
http://daily.hankooki.com/lpage/society/201411/dh20141111120558137780.htm