中国メディア・浙江在線は２４日、浙江省杭州市にあるマンションの屋上で小便などを肥料にして野菜を育てる市民が出現、
悪臭から騒動が発生したと報じた。

　騒動が起きた同市内のマンション団地では、複数のマンションの屋上でトウガラシやショウガ、青菜、大根、ニラなどの
野菜が栽培されていた。「菜園」の主たちは残った葉っぱなどを発酵させて作った肥料や、家でためた小便を撒いており、
付近からは悪臭が漂った。そして、屋上の隅には蛆虫が充満していたという。


　このような状況に耐えかねたオーナーたちは都市管理当局に通報。９月１６日に屋上の整理が行われ、車１０台分の土や容器が処分された。

　その後、オーナー組合が全３４棟の屋上を調べたところ、２１棟の屋上で野菜が栽培されていたことが発覚。しかも栽培には
共用の消防用水が使われていたことも分かった。そこで組合はすべての菜園を処分して原状復帰させることを決定した。


　今月２１日、団地には「２４日より屋上の菜園に除草剤を撒いて処分する。必要な野菜は２３日までに片づけること」
との告知が掲示された。そして２３日、屋上では大量の野菜を引き抜いて持って帰る光景が繰り広げられた。
住民によると、栽培していたある男性は「腹が立つ」と言いながらショウガを引き抜いていたという。


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