中国が汚染対策で「行動規範」策定、国民に徒歩など促す

［北京　１３日　ロイター］ - 中国は、汚染対策と環境破壊防止に向けた「行動規範」を策定し、徒歩や自転車の
利用などあらゆる取り組みを国民に促している。

中国政府は、３０年以上にわたる急成長期に引き起こした環境への被害を回復するためには国民の関与が重要とみて
いる。

環境保護省のウェブサイト（ www.mep.gov.cn ）に１３日掲載された８つの行動規範は、ごみの焼却を控えることや、
花火、バーベキューの利用を制限することなどを国民に呼びかけている。
また、違法行為を当局に報告することで汚染に対する責任を担うよう求めている。

北京市の環境当局が４月に発表した調査によると、同市で発生したスモッグは３１％が自動車、２２．４％が石炭燃
焼、１８．１％が産業活動によるものだった。また１４．１％は食事の準備や家畜の飼育、自動車修理などから起因
しているという。

ロイター　2014.8.13　19：55
http://jp.reuters.com/article/jpchina/idJPKBN0GD0VP20140813