韓国では、ことし４月に起きた旅客船沈没事故に関連して、船会社の実質的なオーナー、ユ・ビョンオン前会長の遺体が
１か月余りも前に見つかっていたにもかかわらず、確認できなかったのは捜査に問題があったからだとして警察への批判の声が
上がっており、警察署長が更迭される事態となりました。

ことし４月に韓国南部で起きた旅客船セウォル号の沈没事故に関連して、韓国南部・チョルラ南道スンチョンの警察は２２日に
記者会見し、先月１２日に遺体で見つかった男性の指紋が、横領などの疑いで指名手配されている船会社の実質的な
オーナーで前会長のユ・ビョンオン容疑者と一致したとして、前会長の死亡が確認されたことを明らかにしました。
一方、会見の中でウ・ヒョンホ署長は多くの遺留品がありながら、２１日にＤＮＡ鑑定の結果が伝えられるまで確認作業を
しなかったことを明らかにし「もう少し早くできたのではないかと思う」と述べて、初動捜査のミスを認めました。

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NHKニュース: 7月22日 20時53分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140722/k10013205161000.html