絶えない『恐怖の疾走』10代運転者
10代3人、盗んだ車両で無免許運転して逮捕


10代青少年の無免許運転事故が絶えず、社会的問題として台頭している。これに対する格別の対策準備が至急だという指摘が少なくないが実際にはこれを根絶する対策がふさわしくないということに問題の深刻性がある。

去る15日午後8時頃、警察は空港洞（コンハンドン）付近で走行中である車両の運転者が幼く見えるという申告を受けた。問題の車両を発見した警察は運転者に車を道端に停めろと要求したが運転者はこれを無視して金浦（キンポ）空港方向に逃走した。10分間余りの追撃戦が繰り広げられ、結局警察は金浦（キンポ）空港入口交差点で運転者ムン某(16)君と共に乗った10代3人を現行犯で逮捕した。

警察の調査の結果、ムン君は去る13日午前1時頃、大田（テジョン）駅付近で鍵がささったまま駐車されていた車両を盗んだ後、ガールフレンドに会おうと友達らと共に車に乗って上京したことが明らかになった。幸い特別な事故はなかったがややもすると大事故につながることができるくらっとした状況だった。

このように両親の車や盗んだ車両などに乗って運転をする10代青少年を退屈せぬよう見ることができる。問題は10代運転者の大部分が無免許なのに加え乱暴運転、飲酒運転をはばからないと言う所にある。去る2月にもティーンエージャーが飲酒状態でタクシーを盗んで狂乱の疾走をした。これらは道端の表示板に突っ込んで止まったが助手席の搭乗者がその場で亡くなり、1月には済州市（チェジュシ）あるペンションの前で10代が無免許運転をして車両が道の境界石に突っ込んで転覆し、搭乗者5人が重軽傷を負った。

昨年には大田（テジョン）のティーンエージャーが盗んだ車両で無免許飲酒運転をした後他の車両2台に突っ込んだし、レンタカーを借りたティーンエージャーがソウルと仁川（インチョン）一帯を走行して事故を起こして逃げ10余日後に捕まることもあった。

この他に仁川（インチョン）では13才女子学生が含まれたティーンエージャーが車両を盗んで運転して事故を起こしたし、5月には外車を盗んで事故を起こして逃げた10代もいた。

警察庁によれば昨年、無免許運転者による交通事故は8,185件に達した。このうち死亡者は365人、ケガ人は1万1,867人だ。特に無免許運転事故者のうち10代の比率は21.1%(1,731件)と現れた。単純な統計だけ見ても10代運転者に対する取り締まりが緊急な問題だということがわかる。

韓国日報（韓国語）
http://daily.hankooki.com/lpage/society/201406/dh20140619190529137780.htm