1: 鴉 ★@無断転載は禁止 2017/03/06(月) 20:54:21.37 ID:CAP_USER
【コラム】「法の通りに」やっても解決を期待できない韓国政治
法治は近代国家の必須条件だ。法を尊重し、順守する意識がなければ法治は不可能である。しかし、法秩序を完成させ、維持させるのは、法治ではなく政治の力だ。したがって、法治は政治の水準を超えられない。本から学んだ学者たちのこうした卓見に、私たちは現実で気付かされる。弾劾決定や棄却の是非を問うているのではない。手続きの正当性に関することだ。国民が選んだ大統領を罷免するかどうかを、この程度の時間で決めるのは正当なのだろうか。韓国の法治は、妥協を拒否して弾劾に走った政治と何がどう違うのだろうか。
先日、法曹関係者9人が新聞広告欄で「裁判官全員参加の憲法精神を順守してほしい」と要求した。歴史的弾劾の日程を裁判官の退任予定に合わせる拙速を避けてほしいという要求だ。ほかのことはともかく、この要求には納得がいった。しかし、今回も政治だ。誰も今、韓国の政治が裁判官2人の後任人選に合意するものと期待していない。
ゆがんだ政治がゆがんだ法治を生み、結局は不服と衝突の不幸な未来を予告しているのだ。政治は自身の無能さを正そうとしない。ただ最高権力という立派な輿(こし)に乗り、「血と涙のアスファルト」の上を行進しようとするだけだ。
事態がこうした状況に至るまでに、何度も政治的妥協の機会があった。意味があったのは、大統領が「任期短縮を含めすべてを国会の合意に任せる」と述べた3回目の国民向け談話だった。
政界の元老たちが「4月退陣、6月大統領選挙」案を提示した時だったので、決意さえすれば妥協できたはずだった。もちろん、妥協できてもしばらくの間は混乱しただろう。しかし、今のように国を二分するような事態にはならなかったはずだ。
この提案を野党は即座に蹴った。決定権を握っていた与党の非主流派は、ろうそく集会に参加する弾劾賛成派たちの顔色をうかがって野党側についた。だが最近は弾劾反対派の顔色まで見ているのか、有力な党職者が政治的解決策を主張し、弾劾前の大統領下野論を取りざたしている。
彼らが民心を得られない原因が分かる気がする。その時、政界でささやかれた大統領陰謀論は政治の現状をありのままに示している。韓国の政治的風土では与野党合意が不可能だということを大統領は分かっていながらエサをばらまいたというのだ。
「大統領のわなだ」という声もある。自身の無能さや怠惰を当然視しながら、他人に後ろ指をさすような政治家がこの世界のどこにいるだろうか。
ここで質問したい。我々韓国人にとって政治とは何なのか。一人当たり数億ウォン(数千万円)かけて国会議員300人をなぜ食わせているのか。韓国社会には政治的解決策を潔(いさぎよ)しとしない傾向がある。政治的妥協を駆け引きやごまかし程度にしか考えていない。
党利ばかり追い求める政治家たちの自業自得だが、このような見方が韓国の政治の質をさらに下げている。質が低いと評価されればされるほど、政治家は自ら解決すべき問題を恥ずかしげもなく他人に転嫁する。そうすればなおのこと政治的事案を抱える法治の負担は増える。
この悪循環が今、韓国を二つに引き裂き、「アスファルトが血と涙でぬれる」極限闘争まで予告されているのだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170303-00001452-chosun-kr&p=3
法治は近代国家の必須条件だ。法を尊重し、順守する意識がなければ法治は不可能である。しかし、法秩序を完成させ、維持させるのは、法治ではなく政治の力だ。したがって、法治は政治の水準を超えられない。本から学んだ学者たちのこうした卓見に、私たちは現実で気付かされる。弾劾決定や棄却の是非を問うているのではない。手続きの正当性に関することだ。国民が選んだ大統領を罷免するかどうかを、この程度の時間で決めるのは正当なのだろうか。韓国の法治は、妥協を拒否して弾劾に走った政治と何がどう違うのだろうか。
先日、法曹関係者9人が新聞広告欄で「裁判官全員参加の憲法精神を順守してほしい」と要求した。歴史的弾劾の日程を裁判官の退任予定に合わせる拙速を避けてほしいという要求だ。ほかのことはともかく、この要求には納得がいった。しかし、今回も政治だ。誰も今、韓国の政治が裁判官2人の後任人選に合意するものと期待していない。
ゆがんだ政治がゆがんだ法治を生み、結局は不服と衝突の不幸な未来を予告しているのだ。政治は自身の無能さを正そうとしない。ただ最高権力という立派な輿(こし)に乗り、「血と涙のアスファルト」の上を行進しようとするだけだ。
事態がこうした状況に至るまでに、何度も政治的妥協の機会があった。意味があったのは、大統領が「任期短縮を含めすべてを国会の合意に任せる」と述べた3回目の国民向け談話だった。
政界の元老たちが「4月退陣、6月大統領選挙」案を提示した時だったので、決意さえすれば妥協できたはずだった。もちろん、妥協できてもしばらくの間は混乱しただろう。しかし、今のように国を二分するような事態にはならなかったはずだ。
この提案を野党は即座に蹴った。決定権を握っていた与党の非主流派は、ろうそく集会に参加する弾劾賛成派たちの顔色をうかがって野党側についた。だが最近は弾劾反対派の顔色まで見ているのか、有力な党職者が政治的解決策を主張し、弾劾前の大統領下野論を取りざたしている。
彼らが民心を得られない原因が分かる気がする。その時、政界でささやかれた大統領陰謀論は政治の現状をありのままに示している。韓国の政治的風土では与野党合意が不可能だということを大統領は分かっていながらエサをばらまいたというのだ。
「大統領のわなだ」という声もある。自身の無能さや怠惰を当然視しながら、他人に後ろ指をさすような政治家がこの世界のどこにいるだろうか。
ここで質問したい。我々韓国人にとって政治とは何なのか。一人当たり数億ウォン(数千万円)かけて国会議員300人をなぜ食わせているのか。韓国社会には政治的解決策を潔(いさぎよ)しとしない傾向がある。政治的妥協を駆け引きやごまかし程度にしか考えていない。
党利ばかり追い求める政治家たちの自業自得だが、このような見方が韓国の政治の質をさらに下げている。質が低いと評価されればされるほど、政治家は自ら解決すべき問題を恥ずかしげもなく他人に転嫁する。そうすればなおのこと政治的事案を抱える法治の負担は増える。
この悪循環が今、韓国を二つに引き裂き、「アスファルトが血と涙でぬれる」極限闘争まで予告されているのだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170303-00001452-chosun-kr&p=3
引用元: ・【朝鮮日報】「法の通りに」やっても解決を期待できない韓国政治 [無断転載禁止]©2ch.net
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