1: ジャン・ポール◆Vkp7zYl5.c 2015/11/05(木)03:56:47 ID:uyO
 李明博(イ・ミョンバク)前政権の任期が終わりに差し掛かるころ、当時政府の実力者として知ら
れていたある人物を取材した。この人物は「日本軍慰安婦問題を解決させたいが、どう考えるか」と
逆に記者に聞いてきた。慰安婦問題が再び韓国と日本の外交問題になりつつあった時期だ。記者は
「政府の実力者としてこの問題を解決させたい」という意味に受け取った。

 この人物に記者は「日本は法的賠償の支払いを受け入れるのか」「賠償ではなく補償となった場合、
これを元慰安婦たちは受け入れるのか」と逆に尋ねた。この人物は「希望を持っている」と答えた。
もちろんこの人物の希望はかなわず、日本は法的賠償を受け入れなかった。もちろん被害者側も拒否
した。この程度で満足するのであれば、問題は15年前に日本が提示した民間基金による補償案で解決
していたはずだ。「政府の実力者」の努力はこれで終わった。

 この一連のやりとりが行われた当時、日本の首相は民主党の野田佳彦氏だった。昨年、記者は韓国
記者団の一員として野田氏を取材した。首相在任中の野田氏は2011年末に当時の李明博大統領と京都
で首脳会談を行ったが、この取材でその時のことが話題になると、野田氏は怒りを抑えることができ
ない様子だった。顔は赤らみ、涙ぐんだ。当時の新聞の見出しは「57分の会談中、李大統領は45分に
わたり慰安婦問題について語り続ける」だったが、これだけでもある程度状況を把握できる。おそら
く首脳会談のほとんどが李前大統領の演説だったのだろう。李前大統領は慰安婦問題で日本に強い攻
勢をかけた。真剣さもあった。野田氏との首脳会談ではどのようなやりとりが行われたのだろうか。

 李明博政権は「実用外交」をスローガンに掲げ、安全保障と歴史問題を分けて取り組もうとした。
最近よく使われる言葉で表現すれば「ツートラック外交」だ。李元大統領は慰安婦問題では日本に攻
勢をかけたが、その一方で安全保障では米国の顔色をうかがいながら日本をパートナーとして尊重す
ると明言していた。このツートラック外交は慰安婦問題での交渉決裂からわずか4カ月後に破綻した。
きっかけは韓日両国による軍事情報保護協定問題だった。この問題で李明博政権は「骨の髄まで親日」
などと反対派から攻撃を受けた。この言葉は慰安婦問題に取り組む市民団体が最初に使った。日本の
首相の前で慰安婦問題について演説を行った李前大統領も、そこまで激しく批判されるとは予想もし
ていなかったはずだ。

中略:金泳三(キム・ヨンサム)大統領在任中は今よりももっと大きな懸案だった。金銭要求はせず、
被害者支援はするが、日本には真相解明を要求した。その結果が河野談話だった。担当した元政府関
係者は日本に配慮すればおのずから意向をくむと信じていたと話す。しかし日本は法的責任を認めな
かった。慰安婦被害者も譲らず、倍賞を受けることはなかった。河野談話を引き出したが、「大統領
は金銭を要求しなかった」という指摘が韓国の弱みとなっている。「日本の悪い癖を直してやる」と
いう無意味な大言壮語で終わった。

 金泳三政権も李明博政権もいずれも慰安婦問題を非常に重視したが、結果はどちらも日本との関係
を極端に悪化させるだけで終わった。もちろんその責任は賠償責任を認めない日本にある。しかし韓
国の戦略も日本に対して方針の見直しを期待するだけだった。この韓国政府の対応も問題を悪化させ
た要因の一つだったことは否めない。今月2日、韓国の朴槿恵(パク・クンヘ)大統領と日本の安倍
首相は首脳会談で「慰安婦問題の早期解決」で一致したが、これも要するに日本が賠償責任を認める
まで待つということだ。今後、安倍首相は自らの姿勢を改めるだろうか。われわれは「奇跡」に期待
しているが、それがかなわないとなれば、われわれは再び烈火のごとく怒るのだろうか。

つづく

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/11/04/2015110401299.html

引用元: ・【朝鮮日報コラム】慰安婦交渉、金泳三・李明博政権の失敗に学ばない朴槿恵政権:鮮于鉦(ソンウ・ジョン)論説委員[11/4]

【悪の指南書みたいだなw【朝鮮日報コラム】慰安婦交渉、金泳三・李明博政権の失敗に学ばない朴槿恵政権:鮮于鉦(ソンウ・ジョン)論説委員[11/4]】の続きを読む