【ソウル聯合ニュース】

　韓国の韓民求（ハン・ミング）国防部長官宛ての小包に韓長官を脅迫する手紙と包丁、白い粉が入っているのが見つかり
軍と警察が捜査に乗り出した。国防部が５日、明らかにした。

　軍当局によると先月２４日付で発送されたこの小包は、受取人の住所がきちんと明記されておらず宛先不明で発送元の
宅配会社に返送された。その後、国防部長官宛てであることが確認され、宅配会社社員が再発送のため小包を
包装し直していたところ包丁などが発見された。

　先月２８日に連絡を受けた国防部は捜査本部と機務司令部などによる合同チームを構成。小包の発送を受け付けた
ソウル市恩平区内にあるコンビニエンスストアの防犯カメラの映像を確保し、容疑者の特定を急いでいる。

　当局が確保した映像によると、容疑者は身長１７５センチ、年齢は２０～３０代と推定される。黒い上下の服を着て、
黒い帽子と眼鏡を身につけていた。

　小包に同封されていた手紙は「国際平和行動団」名義で作成され、韓長官の北朝鮮に対する強硬発言を問題視する
内容が記載され、韓長官の家族も脅迫している。北朝鮮で使用する言葉が使われていることから、当局は北朝鮮との
関連性も注視している。

　また、刃渡り約３３センチの包丁には赤字のハングルで「韓民求」「処断」と書かれていた。約２０ミリグラムの白い粉は
小麦粉であることが確認された。

　一方、昨年４月には当時の金寛鎮（キム・グァンジン）国防部長官に白い粉が入っている小包が配送された。
　今回同様に北朝鮮で使う言葉で書かれた脅迫文が同封されていた。容疑者は特定できなかった。

聯合ニュース

朝鮮日報　2014/09/05 12:42
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/09/05/2014090501831.html