今月１９日に米国・アトランタから韓国・仁川へと向かった大韓航空機内で、韓国人夫婦が複数回にわたって大騒ぎをするトラブルがあった。その対応について、同航空のスタッフが消極的だったとの指摘も出ている。
韓国・聯合ニュースの２６日付報道を、環球網が伝えた。

同社は２６日、１９日のアトランタ発仁川行きＡ３８０航空機内で、ビジネスクラスに乗っていた韓国人女性客が夫と口論になり、大声で叫びだしたほか、トレーをひっくり返し、本を投げ捨て、さらには乗務員を力ずくで押したりするトラブルがあったことを明らかにした。
乗務員は夫をエコノミークラスに移す措置をとったが、女性が追いかけてきたことでさらに複数回にわたり騒ぎが発生、騒ぎは３時間続いたという。同社はこの乗客に自制を求めるとともに、警告を発したとのことだ。

しかし、同社に対しては「騒動時の対応が消極的すぎで、ほかの乗客に悪影響を与えた。乗務員は明確に対応し、騒ぎの再発を防ぐべきだった」と責任追及する意見が出ている。

これに対して同社は「乗客が全く指示に従わないばあいにのみスタンガンを使う。当時乗客は自ら冷静になれると判断し、使用しなかった」と説明。
また、乗務員は女性客を静めるために最大限の努力をし、夫の隔離措置をとると同時に、乗客に対して理解も求めたとした。

同社はこの航空便が仁川空港に到着後、ただちに現地警察と連絡。問題を起こした乗客も２７日に取り調べを受けるという。

（編集翻訳　城山俊樹）

http://www.focus-asia.com/socioeconomy/photonews/405489/