1: ジャン・ポール◆Vkp7zYl5.c 2015/10/03(土)02:56:00 ID:Rqd
 数日前、大学卒業を控えた娘に「最近の若者はどんな話で盛り上がるのか」と聞くと「ヘル・チョ
ソン(hell朝鮮)」と答えた。韓国の現状が地獄のようだという点に若者が共感するというのだ。ヘ
ル・チョソンのサイトにアクセスすると、「竹やりの前では皆が平等だ」というスローガンが目に入っ
てきた。2007年にウ・ソグン氏とパク・クォニル氏が書いた『88万ウォン世代』(88万ウォンは約8万
9000円)という本の表紙には「20代よ、TOEFLの本を閉じてバリケードを作り、石を手にしろ」という
文句があった。8年ぶりに石が竹やりに変わったのだ。石は抵抗、竹やりは転覆させるための道具だ。
石は現実に未練のある人が手にするが、竹やりは現実を諦めた人が持つ。ウ・ソグン氏が3年前に「こ
の本を書いた当時に考えた変化は実現しなかった。青春よ、気を引き締めろ」とし絶版を宣言したが、
石から竹やりへの変化をウ・ソグン氏は望んでいたのだろうか。

 竹やりを本気で手にしようとする青年は、ごく少数に違いない。しかし、大統領が月給の20%を天
引きして青年の働き口のためのファンドを設立するだけでは、青春の心痛い思い出を水に流すことは
できない。青年たちが苦しむ理由は希望を見いだすことができないからだが、これらの青年が挫折す
る理由は大声を出しても回答がないと感じるからだ。

中略:2012年の総選挙で青年たちが政党を結成したが惨敗に終わり解散を余儀なくされた。だが
青年たちのがんばりを支えるのは大人たちの役割でもある。

 新政治民主連合が革新案をめぐり頭を抱えているとしても、党の公認を受ける競争で29歳以下は得
票数の25%、30-35歳は20%を加算することにしたのは意味がある。主流でない人々は、これを親廬
派(故・廬武鉉〈ノ・ムヒョン〉元大統領寄り)らが自分たちを仕分けしようとする企みと疑ってい
るが、政界での新人の登場を奨励する主旨を無視してはならない。セヌリ党は青年を増やす策につい
て代案を提示していない。ただ、青年雇用を創出するために努力する姿を見せることで、青年の心を
つかもうといった戦略だ。しかし、全北大学の康俊晩(カン・ジュンマン)教授が書いた『青年よ、
政党に乗り込め』には「青年は年老いた政党のシワを隠すBBクリームか」と政界の姿勢を皮肉るくだ
りが見て取れる。青年を偽装用のアクセサリーや消耗品として利用すべきではないというのだ。結局、
ジャングルのような政界で慈善を期待するのは愚かなことなのかもしれない。

 歴史の転機に水の流れを変えた人々は、自ら名乗り出ていった青年たちだった。さかのぼれば上海
臨時政府の母体となった新韓青年党がそうだったし、新韓青年党がモデルにしたケマル・パシャの
「トルコ青年党」がそうだった。米国の最年少上院議員であると同時に共和党の有力大統領選挙候補
であるマルコ・アントニオ・ルビオ氏(44)は、自叙伝『アメリカン・ドリーム』を書いた。キュー
バ移民者の息子であるルビオ氏は「アメリカン・ドリームは祖父や祖母、父や母の努力で実現した。
その夢を引き継ぐのはわれわれ世代の責任」と話した。

 1990年代には、30代、80年代の大学入学生、60年代生まれのそれぞれ前の数字を取った「386世代」
が政界に旋風を巻き起こした。今では386世代も陰りを見せ始めたが、30代、2000年代の大学入学生、
80年代生まれの前の数字を取った「3008世代」のうわさは一向に聞こえてこない。同世代は保守や進
歩のどちらかに傾いているわけではないためアイデンティティーが不透明な側面もあるが、だからこ
そ新しい政治に刺激を与える可能性を内包している。表通りではなく国会で「レッドデビル」の歓声
を聞いてみたいと思うのは私だけだろうか。

朱庸中(チュ・ヨンジュン)政治部長

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

引用元: ・【朝鮮日報コラム】「地獄朝鮮」に生きる韓国の若者たち[10/02]

【隣へいけば?地上の楽園なんだし 【朝鮮日報コラム】「地獄朝鮮」に生きる韓国の若者たち[10/02]】の続きを読む