1: まぜるな!キケン!! 2022/09/29(木) 08:05:37.03 ID:CAP_USER
 2022年8月の韓国の輸入物価指数が公表されたが、ウォン表示の指標をみると前年同月比で20%を超えるなど相変わらず高水準である。輸入物価指数は2021年10月には前年同月比30%を超え、これが2022年6月まで続いた。よって一時期のような高さではないが、相変わらず高い水準で推移していることには変わりがない。

 韓国の輸入物価指数の動きは、国民の生活に大きくかかわってくる消費者物価指数の動きに、ほかの国と比べて大きく影響する。それは、韓国では輸入がGDPに占める割合が高いからである。2022年4-6月期における、輸入がGDPに占める割合は、名目で48.3%であり半分に迫っている。

 この比率は過去に比べて大きく高まっている。1990年1-3月期は25.3%に過ぎなかったが、2000年代中盤に入ってから徐々に高まり、2010年代の初頭には一時期50%を超えた。その後、若干比率は低下したが、輸入がGDPに占める割合は依然として高い。

 GDPに占める輸入の割合が高まれば、海外からの輸入品の価格が国内の財やサービスの価格に直接的あるいは間接的に与える影響は大きくなる。韓国の消費者物価指数は前年同月比で上昇傾向にありインフレが到来したといっても過言ではないが、その大きな要因としては輸入物価の上昇がある。

 輸入物価が上昇している理由でもっとも重要なものはウォンの下落である。2022年8月の月中平均のウォンドルレートは、1ドル1318ウォンであった(9月には1400ウォンを超えた)。しかし、1年前である2021年8月の平均レートは1ドル1160ウォンであり、1年間で13.6%ほどウォン安が進んだ。したがって、ドル表示の価格が変化しなくても、韓国の輸入品は13%以上値上がりすることとなる。これに、ドル表示の価格も高まればダブルパンチで韓国の輸入品の価格が上昇することになる。

◆どんな輸入品の価格が上がっているのか
 ここでこの1年間でドル表示の価格が上がっている輸入品をみてみよう。ちなみにドル表示でみた全体の輸入物価指数の上昇率は8.2%であり(以下、すべて今年8月の前年同月比)、ウォン表示の輸入物価指数上昇率が22.9%であることを勘案すると、ウォン安の影響が輸入物価指数を大きく引き上げていることがわかる。

 ドル表示の価格が最も上昇した品目は軽油であり86.8%の上昇を記録している。そして続くのがジェット油であり、82.9%とこれも80%を超える価格上昇となっている。国際的な原油価格高騰がこの原因であり、原油は39.0%の上昇である。すなわち、原油や石油関連製品の価格上昇が輸入物価指数を押し上げている。

 さらに天然ガスが63.0%上昇、無煙炭が55.6%上昇となっており、全体としてエネルギー価格の上昇が顕著である。

 意外な品目も上昇している。それは肥料である。中国が肥料原料の輸出制限をしているとともに、ロシアのウクライナ侵攻の影響もあり、肥料の国際価格が高騰している。これにより肥料および窒素化合物のドル表示の価格が51.9%高まっている。また乳製品をはじめとする酪農品が46.5%と40%を超える上昇率となっている。

 韓国の報道によれば、これは全世界的な乳製品の生産費上昇と気候異常で供給量が持続的に減少しているなかで、東南アジアおよびアフリカ諸国の需要が着実に増加するにともない、物量確保のための競争が過熱していることが理由であるとされている。

 さらに印刷用紙は29.7%上昇し、紙の原料となるパルプも21.1%上昇している。また、ゴム製品も価格が上がっており、タイヤおよびチューブは21.1%の上昇である。食料品は相対的にドル表示価格が上昇していない。果物は10.6%の上昇であるが、麦類および雑穀は5.9%にとどまっている。

 ちなみに農林水産品全体のドル表示価格の上昇率は3.8%であり、食料品は主にウォン安の影響でウォン表示の価格が高まっていることがわかる。

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9/29(木) 7:32配信
現代ビジネス
https://news.yahoo.co.jp/articles/887f1474221492e145d1f02084c75a7b2e30e879

引用元: ・韓国で「輸入品の価格上昇」が止まらない…ウォン安で、国民全体が「貧しく」なる危機 [9/29] [新種のホケモン★]

【輸入しなきゃいいやん - 韓国で「輸入品の価格上昇」が止まらない…ウォン安で、国民全体が「貧しく」なる危機 [9/29] [新種のホケモン★]】の続きを読む