1: ジャン・ポール◆Vkp7zYl5.c 2015/10/07(水)14:31:06 ID:rBs
 昨年の今ごろ、後輩記者が「これが記事になるのですか」と尋ねてきた。ノーベル賞関連の取材を
していて偶然、金大中(キム・デジュン)元大統領(2000年にノーベル平和賞受賞)だけでなく
韓国生まれのノーベル賞受賞者がもう1人いるという事実が分かったという話だった。主人公は
1987年にノーベル化学賞を受賞したノルウェー系米国人チャールズ・ピーターソン(1904~
89)だった。彼は父親が旧韓末(朝鮮時代末期から大韓帝国時代)に韓半島(朝鮮半島)に仕事を
しに来たため釜山(プサン)で生まれて8歳までこの地で暮らしていたことが確認された。その後輩
は、読者らが「だから何なの?」という反応を見せないかと心配した。韓国との縁はそれが全てだっ
たからだ。色々な論議の末に結局記事は掲載されたが、結構な話題になった。韓国人のノーベル賞に
対する関心と期待はそれだけ大きい。

中略:近年、話題になるのが遺伝体(ゲノム)研究の世界的権威者であるチャールズ・リー米国ジャ
クソン研究所長(46)だ。だが両親はソウル生まれでも1歳の時に家族と共にカナダに移住したた
めカナダ国籍だ。慶尚道(キョンサンド)の方言の韓国語を話すと「血統」を強調する記事もある。

 こうした集団的な切実さを政府がそのまま見過ごすわけがない。2008年教育科学技術部はある
大学の研究所に研究サービスを任せた。そして『ノーベル科学賞分析およびアプローチ戦略研究』と
いう189枚の長い報告書が作成された。結論として「韓国人ノーベル科学賞受賞者輩出のための戦
略」が提示された。ウルフ賞・ラスカー賞などノーベル賞に次ぐ国際的な賞を受賞できる人を発掘し
て支援し、若い学者が40歳以前に有名学術団体の正会員に加入するよう誘導するという「要領」が
盛り込まれた。窮余の策であることを考慮しても、面映ゆくなるような「戦略的」アプローチだ。

 ノーベル賞受賞者の発表は、応援するプロ野球チームのポストシーズン脱落や冷たくなった空気が
一年の終わりを予告するのと共に、秋の喪失感を刺激する定例行事となった。「国家的・国民的な自
尊心が関わることではないか」。このような決心をしてみるが、食べられないブドウを新ブドウだと
話す不正の自己保護のようでやはり苦々しい。不幸なのか幸いなのか判別が難しいが、この国民的な
剥奪感は、何日か後には基礎科学の育成に対する「瞬間的な関心」と共に消えていくのは明らかだ。
毎年そうだったように。

イ・サンオン社会部門次長

中央日報
http://japanese.joins.com/article/647/206647.html

引用元: ・【韓国】噴水台:リピートの中のノーベル賞剥奪感=韓国 [10/07]

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