「日本は島国です。島国の特性をよく理解して日本に接しなければなりません。」

世界的な大学者マーク・シェル米国ハーバード大英文学科教授が独島（ドクト、日本名：竹島）領
有権葛藤など我が国と絶えず外交摩擦を起こす日本に賢く対応するには、まず島国としての日本
をよく知らなければならないと助言した。

シェル教授は英文学者だが島の比較文化研究を深く掘り下げた'島専門家'として有名だ。彼自身
もカナダ、セントローレンス川の小さな島出身だ。シェル教授は'天才たちの賞'と呼ばれる''マッカ
ーサーフェローシップ'を受けた大学者で、最近、慶熙（キョンヒ）サイバー大で特講をするため訪韓
した。

彼は18日、聯合ニュースの記者と会って「島国は政治的国境と地理的国境が同じで単一民族と
いう意識まであれば民族性が排他的に現れる。英国人と日本人は自国の外でも自分が島国人と
いう強い認識を維持する傾向がある」と話した。

彼は「特に日本人たちは自らを島国人だと考えるアイデンティティが非常に強い。自国だけ考える
孤立的な思想と外部のことを積極的に受け入れる開放的な動きが共存する。韓国はこういう特性
を知るべきだ」と助言した。

シェル教授は、韓国で日本学が発達していない点を指摘した。日本と絶えず摩擦を起こしている
が、日本を正しく知ろうとしないということだ。彼は「国家と民族を理解しようとするなら、歴史と文
化を先に知るべきなのに、韓国では日本学をちゃんと教えない。韓国の大学で日本についてさら
に多く教えて研究する必要がある」と強調した。

また、韓国が今は日本と独島（ドクト、日本名：竹島）をめぐり葛藤を生じているが、未来の統一時
代には様々な島をめぐり周辺国とはるかに多くの紛争を体験しかねないだけに、より一層広い視
野を持って領土問題を眺めなければなければならないと示唆した。

彼は「韓国は現在、独島を実効的に支配し、これは韓国には悪くない状況」とし、「私は5時間以
上話せるほど、独島と同様の葛藤を持つ島は全世界に非常に多い。ドイツがしたように日本に謝
罪を要求し、日本の言いなりになる状況を警戒しなければならない」とした。

「韓国は大陸国家ながらも三面が海で囲まれ島国の性格も同時に持っています。独島領有権紛
争を越えて隣国日本とどのように海を管理していくのか悩まなければなりません。」

ソース：ソウル経済(韓国語) 大学者マークシェル教授"日本正しく知って対応しなければ"
http://economy.hankooki.com/lpage/society/201412/e20141219055609117920.htm