1: 蚯蚓φ ★@\(^o^)/ 2016/04/05(火) 20:12:09.48 ID:CAP_USER.net
「ノーベル賞受賞者を迎えるといって大々的に始めたが、今はその意味が色あせてしまっている。
1年のうち韓国にいる期間は2カ月余りにすぎず、講義も引き受けず、学生はもちろん教授とも会う
ことがほとんどない」。

ソウル大が2012年から始めた「ノーベル賞級大学者招聘事業」について、ソウル大自然科学大
学のある教授は3日、このように話した。ノーベル賞受賞者というタイトルを借りてくるだけで、研究
環境づくりなど長期的な細かい計画が不足し、成果を出すことができず、対外広報用事業になって
いるという意味だ。一部の教授は「莫大な予算を投入してノーベル賞受賞者を招聘しておきながら
事実上放置している」と指摘する。

現在ソウル大に在職中のノーベル賞級学者は2004年にノーベル化学賞を受賞したアーロン・
チェハノバ医学科客員教授など計6人。この中には「ノーベル賞に最も近い韓国人」という評価を
受ける2008年の湖巌賞受賞者キム・フィリップ物理・天文学部客員教授も含まれている。ナノ素材
グラフェン研究分野の権威者であるキム・フィリップ教授は2013年3月にソウル大に招聘されたが、
これまで正規授業はなく1学期に1回だけ特講している。今年のキム教授の研究・授業計画に関し、
ソウル大の関係者は3日、「今学期も正規授業を引き受けていない」とだけ答えた。

他の学者も状況は似ている。ソウル大が現在6人の学者に支給する研究支援費とその他の運営
費(国内滞在費・航空料など)などは年間30億ウォン水準だ。しかし2016年度1学期基準で正規
講義を引き受けた教授は1人もいない。

ソウル大の碩学招聘事業は最初から問題があった。ソウル大が法人化後、最初に招聘した学者
はトーマス・サージャント米ニューヨーク大客員教授だ。サージャント教授は2011年にノーベル経
済学賞を受賞した。ソウル大は2012年9月、研究支援費8億ウォンにその他の運営費2億ウォンな
ど毎年15億ウォン(約1億5000万円)を支給する条件でサージャント教授を迎えた。しかし破格的
な条件にもかかわらずサージャント教授はソウル大教授として2年間在職するという契約を破り、1
年でソウル大を離れて米国に戻った。

ソウル大がサージャント教授の能力と名声を十分に活用できなかった責任が大きいという指摘が
提起された背景だ。ソウル大が昨年、「共に民主党」の禹元植(ウ・ウォンシク)議員室に提出した資
料によると、サージャント教授の「マクロ経済学特殊研究」授業には定員50人に対して14人だけが
受講を申請し、「マクロ経済学特講」には定員250人に21人しか申請しなかった。

ソウル大経済学科に在学中のキムさん(27)は当時の状況について「ノーベル賞を受賞した学
者が学部2、3年レベルのマクロ経済学特講をなぜ引き受けたのか分からない」とし「校内でも広報
は十分に行われず、英語の授業という点のために受講をあきらめる学生も多かった」と話した。

これに関しソウル大側は「講義はしなくてもセミナーと共同研究はしている」と述べた。しかし招聘
学者が国内に滞在する期間は短ければ1年間に6週間、長くても2、3カ月間にすぎない。この機
関も外部の特講と日程が詰まり、実効性がないという指摘がある。

また、大学評価で高い点数を得るために人数を増やしてきた外国人教授に対する体系的な管
理・支援策にも問題が多い。外国人教授は住宅をはじめ、あらゆることを自分で解決しなければい
けない。

中国・日本など外国人教授の現地適応を支援するコーディネーター・メンタリング制度がないか
らだ。さらに序列・純血主義が強い韓国大学文化も適応を妨げる要素だ。

オ・セジョン・ソウル大物理・天文学部教授は「ある外国人教授は『生活上のサポートどころか研
究施設の利用や学校生活などに対する基本的な支援システムもないと不満を表していた」と伝えた。

ソース:中央日報日本語版<ソウル大、ノーベル賞級学者を招聘したが…正規講義「ゼロ」>
http://japanese.joins.com/article/092/214092.html

引用元: ・【韓国】 ソウル大、ノーベル賞級学者を招聘したが…韓国にいる期間は2カ月余り、正規講義「ゼロ」[04/05]

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