千戸洞（チョンホドン）『テキサス村』企業型売春…100億ウォン不当利得
警察組織暴力など18人検挙、「逃げれば殺す」監禁
痛くても無免許医療業者が診療…年221%暴利大物業も


ソウル地方警察庁広域捜査隊は女性従業員を監禁、脅迫して売春を強要した疑惑(売春斡旋など行為の処罰に関する法律違反など)で城南（ソンナム）『新総合市場派』行動隊長イ某(44)さんなど2人を拘束したと16日明らかにした。

警察はまた、イ氏の夫人である資金管理策キム某(44・女)氏と行動隊員キム某(35)さんなど16人を不拘束立件した。

警察によればイ氏などは2009年3月から去る6月までソウル江東区（カンドング）千戸洞（チョンホドン）『テキサス村』で売春業者3ヶ所を運営して10～20人の女性を雇用、約100億ウォンの不当利得を取りまとめた疑惑を受けている。

店舗を運営する行動隊長イ氏は京畿道（キョンギド）城南（ソンナム）一帯の風俗店で売春女性を募集した。女性たちは「簡単に金を儲けることができていつでも止めることができる」と唆されて移って来て1年単位で先払い金1千万～3千万ウォンを受けて契約した。

しかし現実は違った。

一日に男性『お客さん』 5人を満たすことができなかったり、からだが痛くて仕事を休めば契約期間は自動で延びた。契約期間を満たすことができなければ先払い金の3倍以上を返さなければならないというなど不当な契約も強要された。

「逃げれば最後まで捜し出して殺してしまう」「どんな仕事をしたのか結婚式の時夫を訪ねて行って暴露する」という脅迫に苦しめられることもした。外出する時には男職員が尾行して逃げる意欲を出すこともできなかった。

イ氏などはまた、売春女性がからだが痛いといえば病院に連れていく代わりに『注射叔母』と呼ばれる無免許医療業者チョン某(57・女・拘束)さんを呼んで栄養剤と抗生剤注射を打った後、仕事を継続するようにした。

チョン氏は被害者から一般病院費よりはるかに高い1万～5万ウォンを取り込んだ。

この他にもイ氏と行動隊員キム氏は2009年4月から去る3月まで売春女性と風俗店従事者44人を相手に年221%の利率で95回にかけて3億5千万ウォンを貸したことが明らかになった。

イ氏はこのように稼いだ金で売春業者を拡大して不法賭博サイトまで運営した。また、借名でアパートと別荘を買い入れて高級外車12台を変えて乗り回すなど豪華生活を楽しんだ。

警察は17億ウォンに達するイ氏の借名財産に対して裁判所に起訴前没収保全(処分禁止措置)を申し込む一方、捜査結果を国税庁に通知、脱税額を追徴するようにした。

警察はこのような『企業型組織暴力』に対して持続的に取り締まる方針だ。

デイリー韓国（韓国語）
http://daily.hankooki.com/lpage/society/201407/dh20140716120436137800.htm