高速道路で「車線を譲らなかった」として相手の車を止めさせ、伸縮式警棒（特殊警棒）でガラスを割り運転していた男性を脅した男
が警察の取り調べを受けることになった。被害者の男性は、こうした様子が録画されている車載カメラの映像をインターネット上に
アップロードしたことから、ネットで反響を呼んでいる。

京畿道・安養湾岸警察署は、ある男性（30）が「17日午後6時50分ごろ、竜仁－ソウル高速道路のソウル方面下山雲トンネルで、
見知らぬ男が私の車の前方を阻み、伸縮式警棒でフロントガラスとボンネットを10回以上たたくなどの暴力を振るった」と訴えた
ことを21日、明らかにした。

被害者男性がネットに掲載した車載カメラ映像や説明によると、路肩から高速道路本線に入ろうとしていた消防車の後を追って、
黒のジェネシス（現代自動車製の高級乗用車）が割り込みを試みたが、男性が車線を譲らなかったために失敗した。その後、
このジェネシスは男性の車と併走し始めたため口論となった。しばらくするとジェネシスは男性の車の前に割り込んで来て停車、
運転していた男が降りて近づき、暴言を吐きながら伸縮式警棒で男性の車を数回たたいた。男性は車内から警察に通報した。
加害者の男は車を発進させたものの再び止まり、伸縮式警棒で男性の車をまた数回たたいて壊したという。

警察は加害者の男の身元をつかんで出頭を求めており、経緯が分かり次第、暴力容疑などで立件する方針だ。

安養＝ 権祥銀（クォン・サンウン）記者

ソース：朝鮮日報　2014/12/22 10:59
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/12/22/2014122201370.html