「人生一度。不倫をしましょう。」との刺激的な文言をキャッチコピーにしているカナダ発祥の既婚者向け出会い系サイト
「アシュレイ・マディソン」が世界各国に進出し、話題を呼んでいる。対象が既婚者ということで、“不倫願望”を持つ人たちに
ウケているようだ。そんな中、韓国が「不倫を助長している」などとしてサイト接続を遮断した。韓国が強硬措置に出た背景とは。

（山口淳也）

■根拠は「姦通罪」

　東亜日報などによると、韓国の放送・通信のコンテンツ内容の審議などを行う「放送通信審議委員会」が４月１５日、
アシュレイ・マディソンの「接続遮断」を決定した。３月１８日のアシュレイ・マディソンの韓国サイト開設からわずか１カ月後の
判断だった。

　その根幹にあるのは、韓国の刑法に今も存在している「姦通罪」。配偶者のある者が他の者と姦通すれば成立する罪で、
男女を問わず適用される。告訴があった場合に起訴される親告罪で、最高刑は懲役２年。

　このサイトについては一部団体から反対の声があがっていたものの、放送通信法に照らしても、わいせつ物頒布罪のような
明確な違反がなかった。このため同審議委員会は「犯罪を目的とするか、教唆又は幇助（ほうじょ）する内容の情報を流通
しない」との同法の規定を包括的に適用し、最終的に接続遮断を決定した。



msn産経ニュース: 2014.6.17 07:00
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140617/wlf14061707000001-n1.htm