中国メディア・北京青年報は２８日、国家鉄道局が初めて発表した鉄道輸送の安全管理に関する報告書で、２０１３年の鉄道事故死者数が前年比
で減少したことなどが明らかになったと報じた。

報告書は、１３年の鉄道事故死者数が１３３６人で、１２年に比べて５．７％減少したとした。また、１３年は重大事故（死者が１０人以上３０人以下、
または重傷者５０人以上１００人以下）が地方運営鉄道における１件のみで、輸送１０億トン・キロメートルあたりの事故発生率も１．２５３と前年比
５．２％減となった。

一方で、今回の報告書では鉄道事故死者の詳しい内訳は示されておらず、鉄道事業内部で起きた事故の比率などは不明。昨年の鉄道事故報道
を振り返ると踏切事故が多く、施工現場での内部的な事故については当局が発表しない傾向にある。

報告書ではまた、高速鉄道の営業キロ数が１万１０００キロメートルに達し、１３年の輸送客数が５億３０００万人と、全鉄道旅客の２５．２％を占めた
ことなども明らかにされた。

（編集翻訳　城山俊樹）
http://www.xinhua.jp/socioeconomy/photonews/384034/