1: ダーティプア ★@\(^o^)/ 2015/01/30(金) 14:42:31.76 ID:???.net
英国出身のオーストラリア大学東アジア研究者
南北分断解決法を省察する金剛山旅行記
「韓国と北朝鮮は帝国主義侵略の犠牲者
その犠牲は今も現在進行形」
『道で出会った北朝鮮近現代史』テッサ・モリス・スズキ著、ソ・ミソク訳(現実文化)
「私の目標は中国東北部と朝鮮半島が世界近代史における要衝地だったことを強調するとともに、読者にその地域の人々、特に世界の
メディアから非人間的でとても理解できない姿としてしばしば描かれる北朝鮮の人々の平凡な生き方を紹介することにある」
『辺境から見た近代』、『日本のアイデンティティを問う』などの著書で知られる英国出身の日本及び東アジア研究者のオーストラリア国立
大学テッサ・モリス・スズキ教授の『道で出会った北朝鮮近現代史』(2010年)の原題は「金剛山を行く旅程」(To the Diamond Mountains)だ。
副題は「中国と朝鮮半島をめぐる100年の旅行」(A Hundred Year Journey through China and Korea)。それをあえて北朝鮮近現代史という
タイトルをつけて出版したのは、中国東北3省から金剛山まで続く旅行記の形式をとった本の内容が、主に北朝鮮の過去及び現在に関連
したことにあるためだろう。そう考えると、北朝鮮住民の日常を紹介した(非難したり反対しなかった)という理由だけで“従北主義者”の
レッテルを貼られ、当局の捜査まで受けたあげく国外追放された在米同胞のシン・ウンミ氏のことが著書に関連づけて思い起こされる。
著者は本でこんな話もする。「私が1970年代に韓国を初めて訪問した時、韓国は独裁者朴正煕(パク・チョンヒ)の統治下にあり、多くの政治
的反対者を監獄に惨めに閉じ込めていた。1970年代に韓国の政治犯が収容されていた監獄は今日の北朝鮮の監獄と似ていて、広くない。
ある意味で今日の北朝鮮に対する私の感情は、朴正煕時代の韓国を初めて訪問した時に感じたものと大差ない。 それは政権の本質から
すぐに感じられる絶望感や、狭い空間に閉じ込められても人間性を失わずどうにか生き延びている平凡な人々に対する深い尊敬心だ」。
自らがディアスポラである著者は脱近代主義者の視線を持ち、北朝鮮を奇怪な国にしている北朝鮮の抑圧体制に対しても当然冷笑して批判
する。だが、だからといって北朝鮮を冷遇したりはしないと話す。「私たちが門を閉ざすのなら、疎通が不可能だと一部国家を相手にしなければ、
開いた隙間からでも覗こうと試みなければ、最も抑圧的な社会を取り囲む複雑な問題と矛盾が分からなくなるだろう。そして私たちはあまりに
簡単に心の中のイメージで“不良国家”を作り出し、その社会の非常に複雑な問題について安易で単純で、ほとんど例外なく誤った解決策を
考え出すことになるだろう」。そんなことでは抑圧体制に亀裂を作り非人間化を改めさせることはできないと彼女は話す。
ソース:ハンギョレ 2015.01.30 12:50
http://japan.hani.co.kr/arti/culture/19509.html
テッサ・モリス・スズキとともに旅行し現地の絵を描いた妹のサンディ・モリス(左)と一部区間を同行したエマ・キャンベルが断絶した鴨緑江の
橋の前に立つ。遠く見える対岸は北朝鮮。現実文化提供。 //ハンギョレ新聞社
続きます
南北分断解決法を省察する金剛山旅行記
「韓国と北朝鮮は帝国主義侵略の犠牲者
その犠牲は今も現在進行形」
『道で出会った北朝鮮近現代史』テッサ・モリス・スズキ著、ソ・ミソク訳(現実文化)
「私の目標は中国東北部と朝鮮半島が世界近代史における要衝地だったことを強調するとともに、読者にその地域の人々、特に世界の
メディアから非人間的でとても理解できない姿としてしばしば描かれる北朝鮮の人々の平凡な生き方を紹介することにある」
『辺境から見た近代』、『日本のアイデンティティを問う』などの著書で知られる英国出身の日本及び東アジア研究者のオーストラリア国立
大学テッサ・モリス・スズキ教授の『道で出会った北朝鮮近現代史』(2010年)の原題は「金剛山を行く旅程」(To the Diamond Mountains)だ。
副題は「中国と朝鮮半島をめぐる100年の旅行」(A Hundred Year Journey through China and Korea)。それをあえて北朝鮮近現代史という
タイトルをつけて出版したのは、中国東北3省から金剛山まで続く旅行記の形式をとった本の内容が、主に北朝鮮の過去及び現在に関連
したことにあるためだろう。そう考えると、北朝鮮住民の日常を紹介した(非難したり反対しなかった)という理由だけで“従北主義者”の
レッテルを貼られ、当局の捜査まで受けたあげく国外追放された在米同胞のシン・ウンミ氏のことが著書に関連づけて思い起こされる。
著者は本でこんな話もする。「私が1970年代に韓国を初めて訪問した時、韓国は独裁者朴正煕(パク・チョンヒ)の統治下にあり、多くの政治
的反対者を監獄に惨めに閉じ込めていた。1970年代に韓国の政治犯が収容されていた監獄は今日の北朝鮮の監獄と似ていて、広くない。
ある意味で今日の北朝鮮に対する私の感情は、朴正煕時代の韓国を初めて訪問した時に感じたものと大差ない。 それは政権の本質から
すぐに感じられる絶望感や、狭い空間に閉じ込められても人間性を失わずどうにか生き延びている平凡な人々に対する深い尊敬心だ」。
自らがディアスポラである著者は脱近代主義者の視線を持ち、北朝鮮を奇怪な国にしている北朝鮮の抑圧体制に対しても当然冷笑して批判
する。だが、だからといって北朝鮮を冷遇したりはしないと話す。「私たちが門を閉ざすのなら、疎通が不可能だと一部国家を相手にしなければ、
開いた隙間からでも覗こうと試みなければ、最も抑圧的な社会を取り囲む複雑な問題と矛盾が分からなくなるだろう。そして私たちはあまりに
簡単に心の中のイメージで“不良国家”を作り出し、その社会の非常に複雑な問題について安易で単純で、ほとんど例外なく誤った解決策を
考え出すことになるだろう」。そんなことでは抑圧体制に亀裂を作り非人間化を改めさせることはできないと彼女は話す。
ソース:ハンギョレ 2015.01.30 12:50
http://japan.hani.co.kr/arti/culture/19509.html
テッサ・モリス・スズキとともに旅行し現地の絵を描いた妹のサンディ・モリス(左)と一部区間を同行したエマ・キャンベルが断絶した鴨緑江の
橋の前に立つ。遠く見える対岸は北朝鮮。現実文化提供。 //ハンギョレ新聞社
続きます
引用元: ・【韓国】今の北朝鮮は70年代の韓国そのもの[01/30]
【そんな北にロケット技術で劣る韓国って… 【韓国】今の北朝鮮は70年代の韓国そのもの[01/30]】の続きを読む