『塩気』不良レミコン製造業者摘発…8人拘束起訴


塩気をちゃんと洗わなかった海砂で不良レミコンを製造した企業等が大量に摘発された。

昌原（チャンウォン）地方検察庁刑事第1部は18日、法定基準値を超過した塩分が入った海砂で不良レミコンを製造して販売した疑惑(建設技術振興法違反)で釜山（プサン）・慶南（キョンナム）地域のレミコン製造業者品質管理室長ユ某(47)、キム某(46)さんなどレミコン製造業者6ヶ所の幹部8人を拘束起訴して5人は不拘束起訴した。

また、これら業者に塩分をきちんと洗わなかった海砂を供給した疑惑(骨材採取法違反)でイ某(39)さんなど海砂供給業者代表または、管理理事5人を不拘束起訴した。

不良レミコンを製造した業者6ヶ所と海砂供給業者5ヶ所など法人11ヶ所も同じ嫌疑で不拘束起訴した。

ユさんらレミコン製造業者幹部は昨年6月から今年に入り7ヶ月間、塩化物濃度法定基準値である0.04%を超過した海砂で最大91回に渡って不良レミコンを製造して販売した疑惑を受けている。

これらが建設現場に販売した不良レミコンはレミコン塩分法定基準値である塩化イオン濃度0.3㎏/立方mを超過した0.34㎏/立方mで測定されたと検察は説明した。

イ氏など海砂供給業者は昨年2月から今年に入り8ヶ月間、塩化物濃度法定基準値を超過した海砂を4～116回にかけてレミコン業者に供給した疑惑を受けている。

供給業者のうち最も多い海砂を供給したキム某(60)さんはこの期間に37万6千余立方Mの海砂を供給したと検察は明らかにした。

1千立方Mの海砂を混ぜたレミコンで12階建物を作ることができるという点を考慮すればキム氏が供給した海砂だけで大規模アパート団地を作ることができる規模だと検察は推算した。

検察は法定基準値を超過した海砂で製造したレミコンを使ったコンクリートは腐食が激しくなり水が入り込む白化現象と鉄筋腐食がはやくなって建物の寿命が非常に短くなると明らかにした。

また、固塩分のレミコンはコンクリートの重さなどに深刻な変化を起こして建物の亀裂が簡単に発生する実験結果も確認されたと付け加えた。

検察はこれらが1t当たり1万2千ウォン水準である正常な洗浄砂より1t当たり3千～4千ウォン程度安く買い入れた固塩分海砂を買い入れて不良レミコンを製造したと明らかにした。

これらは異常な試料採取方法を動員して塩化物濃度を測定したり試験成績書を虚偽作成して、水を過度に混ぜたレミコンを製造するなど不法を日常的に行ったと検察は付け加えた。

検察は今回の捜査を契機にレミコン関連検査制度の不備点を分析して所管部署である国土交通部と産業通商資源部に制度改善を要請して、建築材料不良供給など国民の安全を威嚇する行為を徹底して取り締まると明らかにした。

デイリー韓国（韓国語）
http://daily.hankooki.com/lpage/society/201411/dh20141118095017137890.htm