マンション強制退去の49歳男性が焼身自殺

先月31日午後0時46分、仁川市中区の14階建てマンションで、知的障害2級の男性（49）が、借りていた住戸が競売に掛けられ退去させられたのを苦にし、
エレベーターの前でシンナーとみられる引火性物質をかぶって火を付け、間もなく死亡した。

警察の調べによると、男性は昨年4月から、2500万ウォン（約250万円）の保証金を納めてこのマンションの一室を借り、妻（49）と娘（11）、息子（9）と共に暮らしていた。
ところが、大家がこのマンションを担保にして金を借り、返済できなかったため、マンションは競売に掛けられ、31日に住人もろとも強制的に退去させられることになった。

男性はこの日、マンション1階で、荷物が全て運び出される様子を家族と共に見ていたが、一人でエレベーターに乗って上階に上がり、エレベーターから降りるやいなや体に火を付けた。
男性の悲鳴を聞いて駆け付けた家族が消防に通報、消防隊員が出動して約10分後に火を消し止めたが、男性はすでに死亡していた。

仁川＝崔在鎔（チェ・ジェヨン）記者

朝鮮日報／朝鮮日報日本語版 2014/08/01 10:26
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/08/01/2014080101077.html